Rakuten Fashion Week TOKYOでヘアメイクを担当しました!

Rakuten Fashion Week TOKYOでヘアメイクを担当しました!

イベントサポート・出演 ニュース 企業プロジェクト・企業課題 現場実習・インターンシップ 産学連携

 国内最大級のファッションの祭典「Rakuten Fashion Week TOKYO 2024 Autumn/Winter」が3月16日(土)、渋谷ヒカリエ(東京)で開催され、札幌ベルエポック美容専門学校、東京ベルエポック美容専門学校、福岡ベルエポック美容専門学校(以上、学校法人滋慶学園)、ベルエポック美容専門学校(学校法人東京滋慶学園)の4校の学生がヘアメイクとして参加しました。

 「Rakuten Fashion Week TOKYO」に、同じ「ベルエポック美容」の名前を冠する学校の学生がヘアメイクとして現場入りするのは、2023年・夏に開催された「Rakuten Fashion Week TOKYO 2024 Spring/Summer」に引き続き2回目です。

参加した学生とモデル


 今回、学生がヘアメイクを担当したのは、新進気鋭のデザイナーをサポートする「GLOBAL FASHION COLLECTIVE(GFC)」のファッションモデル。GFCはバンクーバー・ファッションウィークから派生し、世界中で存在感を確立しているクリエイティブなデザイナーの支援に特化したプラットフォームです。

 当日は、会場である渋谷ヒカリエに、札幌・東京・原宿・福岡の各地から学生が集まり、どこか懐かしい日本の要素がふんだんに盛り込まれたポップな衣装を纏った海外各地のモデルの方々に対し、コレクションならではのカラフルな仕上がりになるようヘアメイクを行いました。学生達は、普段の授業では体験できない世界規模の現場から漂う空気を感じながら緊張した面持ちで、それぞれの衣装の表現を引き立てるヘアメイクを施術。作品づくりに取り組む学生たちの眼差しはプロそのものでした。

看板の前で記念写真!
当日使用したコスメ

 これからも「GLOBAL FASHION COLLECTIVE」と提携し、日本を代表するファッションイベントのヘアメイクに参加していくことを通じて、次世代のトップヘアメイクアーティストの育成に力を入れていきます。

当日施術したモデルの皆さん
本番へ向けて準備中

【参加校】

札幌ベルエポック美容専門学校(札幌・学校法人滋慶学園)

東京ベルエポック美容専門学校(東京・学校法人滋慶学園)

福岡ベルエポック美容専門学校(福岡・学校法人滋慶学園)

ベルエポック美容専門学校(原宿・学校法人東京滋慶学園)

骨髄移植推進キャンペーンミュージカル『明日への扉』東京公演を上演!

ニュース 産学連携 社会貢献

骨髄移植推進キャンペーンミュージカル『明日への扉』の東京公演が、2024年1月26日と27日の2日間にわたり江戸川区総合文化センター(東京都江戸川区)で上演されました(主催:東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校、東京スクールオブミュージック専門学校渋谷、東京ダンス・俳優&舞台芸術専門学校、東京俳優・映画&放送専門学校)。

カーテンコールの拍手が鳴り止まない、感動いっぱいの公演

「生きることの素晴らしさを伝えたい」―先輩の想いを引き継ぎ30年のロングラン公演に

ミュージカル『明日への扉』は、骨髄バンクの窮状を知った大阪スクールオブミュージック専門学校(学校法人コミュニケーションアート)の学生達が「自分たちにできることはないのか」と考え、1994年に初演。コロナ禍の2020年度、2021年度は開催直前まで準備をしていたものの残念ながら中止となりましたが、昨年度(2022年度)より公演を再開。今年度は、先に開催された大阪公演を含めて6公演を行い、総公演回数は179回を数えるまでになり、本作にかける想いは後輩たちに受け継がれ、30年に渡るロングラン公演となっています。

『明日への扉』が上演された江戸川区総合文化センター
大ホール入口。高校生や日本語学校生らも鑑賞
夏目雅子さん、田中好子さんの写真と花が飾られたロビー
浮舟邦彦理事長も公演を鑑賞

「生きることのすばらしさを伝えたい」―その想いで、総勢645名の学生達がキャスト、制作、演奏などのすべてを担当、長い準備期間を経てこの日を迎えました。

開演に先立ち、『明日への扉』総合プロデューサーで大阪スクールオブミュージック高等専修学校 喜多静一郎学校長が、本作の歴史と開催趣旨を話しました。

本公演の準備は授業として行われています。一番大切なことは「生きることのすばらしさ」を伝える心構え。最初に、骨髄バンク関係者やドナーになられた方々から話を伺う機会を設け、骨髄バンクや白血病などの病気について自らも学びます。「このミュージカルの目的や、何のために1年間に及ぶ大変な準備をしていくのか、その大切なコンセプトをしっかり学び、マインドを鍛えます」と喜多学校長。出演者らは歌やダンス、演技のレッスンを、PAや照明、制作などのスタッフはぞれぞれの専門分野の技術や知識を学びながらミュージカルを制作していきます。

このような準備を経て迎えるこの骨髄移植推進キャンペーンミュージカル『明日への扉』は、多くの企業にご賛同、ご協賛いただいて公演を実施しています。喜多学校長が今年度協賛いただいた166社の企業をモニターで紹介すると、客席から大きな拍手が贈られました。

挨拶の最後に「ミュージカルの初演に関わった学生たちの言葉をひとつずつ紡いで作った歌です」と紹介された、30年変わらないオープニング曲・ゴスペルアンサンブルの歌『明日への君に』で、公演の幕が開きました。

挨拶をする喜多静一郎学校長
オープニングを飾ったゴスペルアンサンブル
学生によるエレクトリックバンドが全曲を演奏
コーラス、ドラムラインで出演した学生たち
お客様をロビーで迎える会場運営の学生スタッフ
仕込みから本番、搬出まで、音響、照明、映像も学生が担当

ミュージカルスターの夢を追う若者たちが仲間の病気を機に命、友情、自らの生き方と向き合う物語

物語は、ミュージカル『明日への扉』のオーディションの場面から始まります。主役を目指す主人公ゆかりにとって最大のライバル・遥(はるか)が、最終オーディションを前に慢性骨髄性白血病で倒れ、ゆかりをはじめ仲間たちの心が揺れはじめます…。HLA型が適合したゆかりは骨髄の提供に同意しますが、皮肉なことに骨髄採取の日が最終審査と重なってしまい―。
夢を追う若者たちの葛藤を通じて、生きることの素晴らしさを伝えました。

物語の始まり、オーディションシーン
夢に向かう若者たちのパワーみなぎるバンド演奏とダンス
白血病を患い倒れる遥。残された希望は骨髄移植
医師役がドナー登録や骨髄移植についてわかりやすく説明
遥の恋人•優二が仲間にドナー登録を呼びかけるが…
タップダンス、ラインダンス、HIPHOPなど、
多彩で迫力満点のダンスパフォーマンス
遥の心の葛藤が人間の傲慢さを裁くシーンと重なって展開
「命か夢か」ゆかりが葛藤するクライマックスシーン

学生代表と夏目雅子ひまわり基金 小達代表事務局長が骨髄バンクへの理解と募金を呼びかけ

終演後、学生スタッフの代表学生が登壇し、想いを伝えました。第178回公演(1月26日・夜)では、東京スクールオブミュージック専門学校 音楽テクノロジー科の奈須田さんが「31年前、先輩方の、一人でも多く救える命を救いたいという思いからミュージカル『明日への扉』がスタートしました。そして、多くの方のご賛同とご協力を賜り、私たちは今日のこの公演を迎えることができました。本当にありがとうございました」と、やり遂げたという感動の涙とともに挨拶をすると、客席から大きな拍手が沸き起こりました。そして「54万人以上の方が骨髄バンクにドナー登録されています。登録数が30万人を超えれば、殆どの白血病患者の方を救うことができると言われてきました。しかし、せっかくドナーが見つかっても断られてしまうケースや、検査や治療で高い費用がかかるため、経済的にもご本人やご家族を苦しめているのが現状です」と病気と闘う方々の窮状を訴えました。

つづいて、一般社団法人夏目雅子ひまわり基金 代表事務局長で、夏目雅子さんの実兄である小達一雄さんが登壇し、「妹・夏目雅子は1987年、急性骨髄性白血病でこの世を去りました。27歳でした。難しい病気に罹ってしまった時に医者に聞くことは一つでした。『助かりますか?』。残念ながら医者から言われたのは『無理』という言葉でした。諦めるしかありませんでした。しかし、この病気は時とともに治る病気に変わりました、ドナーに巡り会えれば。治る病気となっても、未だにドナーに巡り会えていないご家族、友人、関係者の方々が、北海道から沖縄まで、今この瞬間も走り回っています」と、骨髄バンク、ドナーへの家族としての切実な想いを伝え、学生とともに理解と協力を来場者に呼びかけました。

2回、3回とカーテンコールが続き、スタンディングオベーションや「お疲れ様」、「ありがとう」という温かい声援が贈られたエンディング。大きな感動の中、2023年度の全公演が無事に幕を下ろしました。

学生を代表して挨拶する、運営スタッフを務めた
東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校の奈須田さん
骨髄移植への理解を呼びかける
「夏目雅子ひまわり基金」の小達代表事務局長
カーテンコールとスタンディングオベーション
終演後、出演者と学生スタッフが募金を呼びかけ

会場でお預かりした募金は、一般社団法人夏目雅子ひまわり基金、公益社団法人日本骨髄バンクに、ミュージカルに携わった学生から直接、毎年の卒業式で寄付しています。

来年度(2024年度)も大阪と東京にて公演を予定。先輩から後輩へ思いが繋がれ31年、180回目の公演の幕が9月、大阪で上がります。

骨髄移植推進キャンペーンミュージカル『明日への扉』
2023年度 第177・178・179回 東京公演

【推薦】
 厚生労働省

【後援】
 一般社団法人夏目雅子ひまわり基金
 公益社団法人日本骨髄バンク
 江戸川区

【特別協賛】
 青山商事株式会社「洋服の青山」
 大塚製薬株式会社
 株式会社学生情報センター
 キヤノンITソリューションズ株式会社
 コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社
 株式会社サードウェーブ
 サントリーホールディングス株式会社
 株式会社ジェイ・エス・ビー
 株式会社長谷工システムズ
 株式会社ライオン事務器
 をはじめ、166社の協賛により上演されました。

【主催】
 東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校
 東京スクールオブミュージック専門学校渋谷
 東京ダンス・俳優&舞台芸術専門学校
 東京俳優・映画&放送専門学校

【協力】
 東京コミュニケーションアート専門学校
 TCA東京ECO動物海洋専門学校
 東京デザインテクノロジーセンター専門学校
 東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校
 東京ホテル・観光&ホスピタリティ専門学校

⚫︎『明日への扉』ウェブサイト 
 https://www.asuenotobira.jp

【北海道エコ・動物自然専門学校】『滋慶学園グループ トリミングコンテスト全国大会』で入賞

イベントサポート・出演 ニュース 企業プロジェクト・企業課題 産学連携

「滋慶学園グループ トリミングコンテスト全国大会」が2024年1月30日に、大阪・梅田スカイビルタワー ステラホールにて、イオンペット株式会社のご協力のもと、産学連携コンテストとして開催されました。このトリミングコンテストは、北海道、仙台、東京、名古屋、大阪、福岡の全6校の代表が大阪に集結し、トリミング技術No.1を競うもの。2年間、もしくは3年間、各学校で技術を磨いた若きトリマーたちがプライドをかけ、勉学の成果を発揮します。

見事を入賞を果たした北海道エコ・動物自然専門学校の2人

今大会では全国6校から各学校の予選を勝ち抜いた精鋭 代表学生18名が出場。コンテスト課題であるトイ・プードルのテディベア・カットに挑戦しました。北海道エコ・動物自然専門学校からは2年生2名の学生が代表として出場し、2人とも見事入賞を果たしました。

課題のテディベア・カットではプードルの骨格を意識しつつ、その犬の短所をカバーして長所を伸ばし、最大限に犬の可愛らしさや格好良さを表現します。またカットだけではなく、シャンプーやブローが忠実に行われていなければカットの表現も難しくなり、審査の減点対象にもなります。

コンテスト前のシャンプー。シャンプー・ブローが後のカットに影響してきます。
真剣な表情でカットを行う学生

本学の代表学生2人は、昨年12月に学内で行われたコンテストの予選を勝ち抜いて、全国大会の出場権を獲得。学生達は、緊張しながらも同級生からのメッセージ動画や、大阪に研修で来ていた1年生の応援を受け、これまで学んできた基本と個々の感性を十分に発揮した結果、2人とも入賞を手にすることができました。

ふわふわのテディベア・カットが完成!

審査員の先生方からは、「全体のバランスが良かった」「出場者の中で顔が一番かわいくカットできていた」「欠点をカバーしてカットできている」などのお褒めのコメントや、アドバイスとして「カット時の犬との距離や目線の取り方」「鋏(はさみ)の使用方法」などを教えていただきました。出場した学生2人は3年生への進級を目前に新たな改善点や目標を明確に出来た貴重な機会となりました。

学生達のコンテストのほか、イオンペットで活躍されている現役グルーマーのカットの実演も行われ、プロの技を間近で見学することができ、1年生にとってもいい刺激になったことでしょう。

入賞した2年生2人と研修に来ていた1年生で記念撮影

次年度以降も良い結果を残せるよう、学生達のサポートを最大限行っていきたいと思います。

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骨髄移植キャンペーンミュージカル 明日への扉 「Hospital Of Miracle」福岡公演を実施!

ニュース 社会貢献

「生きることのすばらしさ、命の尊さを伝えたい」という想いを込めた、骨髄移植推進キャンペーンミュージカル 明日への扉「Hospital Of Miracle(ホスピタル・オブ・ミラクル)」福岡公演が、2023年12月21日と22日に福岡市民会館大ホールで行われました。

歌とダンス・演技により躍動感溢れるステージで、観客を魅了

1994年に姉妹校の大阪スクールオブミュージック専門学校の学生たちが骨髄バンクへの理解を深めてもらうキャンペーンミュージカル「明日への扉」を上演。その志は後輩たちに引き継がれ、30年間続いています。ここ福岡で上演している「ホスピタル・オブ・ミラクル」は「明日への扉」の趣旨を受け継ぐ作品として誕生し、名古屋をはじめ全国の姉妹校で上演され、福岡では2015年より公演が行われています。

主人公の心を閉ざす少女

このミュージカルは、生きる希望を失った少女が、難病と闘いながら精一杯に明るく振るまっている少年、患者の心を癒すホスピタル・クラウンらとの出会いを通して、前向きに立ち直っていくというストーリー。学生たちが社会貢献を目的にそれぞれの力を結集して創りあげました。耳の不自由な方にも楽しんでもらえるよう、セリフを字幕でも表示したり、手話コーラスにも挑戦しています。

各校の学生達が、キャスト、音楽、照明、音響などの役目を担当し、すべての役目は学生のみが担っています。

公演に先立ち、佐久間教務部長が「このミュージカルはキャスト、バンド、照明、音響、企画制作、運営、映像…。すべての学生たちが一致団結して、授業の一環として取り組んできました。この半年間、先生の指導を受けながら練習を重ね、会場入りしました。プロジェクションマッピングも含め、機材のオペレートや舞台の転換は、すべて学生たちの手で行います。皆様からいただいた募金は、公益財団法人 日本骨髄バンクと一般財団法人 夏目雅子ひまわり基金に寄付しますが、今回も多くの企業にご理解とご協力をいただき、協賛を賜りました。心から御礼を申し上げます」と挨拶。続いて30年間歌い継がれてきた「明日への扉」のテーマソング「明日への君に」の、ゴスペルアンサンブルによるコーラスで舞台の幕が開けました。

挨拶をする佐久間教務部長
熱唱するゴスペルアンサンブル

生きる意味と命の尊さを考えはじめる少女
主人公は学校でのいじめや友人関係、家庭内の問題に悩み、絶望に打ちひしがれた少女。たどりついた病院で、さまざまな過去をもつ人たちと出会います。難病と闘っている少年、笑いを届けるホスピタル・クラウン、音楽活動に行き詰ったロックミュージシャン、失恋の悲しみに明け暮れる女性、そして元気な子供たち…。心を閉ざしていた少女は、少年と打ち解けるようにもなり、次第に生きていることの意味と命の尊さを考えはじめます。

いじめのシーンを表現するダンス
笑顔を届けるホスピタル・クラウン
病院に訪れたロックミュージシャン

「私でも誰かのために役に立つことってあるのかな」とつぶやく少女。学校では放送部にいたといいます。それを知ったクラウンは「凄い!いいこと思いついた!」と病院内ディクスジョッキーを提案するのです。病院長の許可を得て少女とミュージシャンの男性がディスクジョッキーをはじめました。お便りやリクエスト曲に患者たちは癒され、元気をもらっていきます。

日本の歌謡曲からポップス、アニメソングなどが披露され、会場の観客までも楽しませてくれます。少女の父親から、仕事に明け暮れ家庭を顧みなかったことを悔いて謝る手紙が届き、父の思いと苦労を知った少女は涙ぐみます。ここではサラリーマンのお父さん応援ソングで会場を盛り上げます。シリアスな社会問題を扱いながら、笑いを誘うシーンもたっぷり盛り込んだステージです。

放送部の経験を活かし病院内でディスクジョッキーをする主人公
笑いを誘ったサラリーマンのお父さん応援ソング

一人ひとりの善意で救われる命がある
明るく振る舞っている少年は実は白血病と闘っていました。病院の院長がスタッフとともに骨髄バンクの説明をする場面もあり、「非血縁者では適合する確率が数百から数万分の一といわれています。日本で骨髄移植を必要としている患者は約2000人。ドナー登録者数は現在54万人ですが、より多くの患者を救うためには一人でも多くのドナー登録が必要です」と、一人ひとりの善意で救われるかもしれない命があることを訴えます。

白血病の少年の心の叫びを訴えるシーン
ドナー登録の大切さを訴えます
心が通じ合い愛の歌で踊る少年と主人公の少女

ラストシーンは、一人で病気と闘うことを決め、何も言わずに転院した少年からの手紙の朗読です。少女の幸せと、少女が強く前向きに生きていくことを願う内容で、「元気になったら、また会おうね」と語りかけます。そしてテーマソング「星空のベッド」では、裏方のスタッフも含め全員が手話コーラスに挑戦し、フィナーレを迎えました。

♪すべてを持っていく 君の言葉も笑顔も優しさも 人生最後の一日を生きるように 限りある日々を生きたい…♪ 

心が温かくなるコーラスに、会場全体が感動の渦に包まれ、いつまでもスタンディングオベーションが続いていました。

裏方スタッフも含め全員での手話コーラス
終演後はスタンディングオベーション

終演後、出演者をはじめとした学生たちが「骨髄移植にご理解・ご協力をお願いします!」と訴え、会場のロビーで募金を呼びかけると、たちまち多くの善意が寄せられました。

骨髄移植推進キャンペーンミュージカル 明日への扉「Hospital 0f Miracle」福岡公演
後援、特別協賛・協賛をいただいた企業・団体、及びご来場いただいた皆様に深く御礼を申し上げます。

終演後ロビーにて募金を呼びかけました
夏目雅子ひまわり基金や骨髄移植のパネル

【主催】 
・滋慶学園COMグループ
・福岡スクールオブミュージック&ダンス専門学校
・福岡スクールオブミュージック高等専修学校
・福岡デザイン&テクノロジー専門学校
・福岡医健・スポーツ専門学校
・福岡ECO動物海洋専門学校
・福岡キャリナリー農業・食テクノロジー専門学校

【後援】 
・一般財団法人 夏目雅子ひまわり基金
・公益財団法人 日本骨髄バンク

福岡県/福岡市/福岡県教育委員会/福岡市教育委員会/公益財団法人 福岡市文化芸術振興財団/NHK福岡放送局/RKB毎日放送/FBS福岡放送/九州朝日放送/テレQ/TNCテレビ西日本/FM FUKUOKA/CROSS FM/LOVE FM

【特別協賛】
・青山商事株式会社「洋服の青山」
・大塚製薬株式会社
・株式会社学生情報センター
・キヤノンITソリューションズ株式会社
・コカ・コーラボトラーズジャパン株式会社
・株式会社サードウェーブ
・サントリーホールディングス株式会社
・株式会社ジェイ・エス・ビー
・株式会社長谷工システムズ
・株式会社ライオン事務器

【東京ウェディング・ホテル専門学校】沖縄県と就職支援協定を締結

ニュース 産学連携 産官学連携

東京ウェディング・ホテル専門学校が、2024年1月22日、沖縄の経済を支える人材の確保に向け、また「沖縄で働きたい」と考えている学生を支援するための『就職支援協定』を、沖縄県と締結しました。

就職支援協定書に署名する玉城デニー沖縄県知事と古島常務理事

この協定を締結することによって、沖縄県外の学校に通う県内出身学生が地元で働く「Uターン就職」や、沖縄に移住して就職することを希望する「Iターン就職」などを支援し、沖縄県内の就職率を高め、地域の経済の活性化にも繋げたいという狙いがあります。今回、首都圏の3大学と本学の計4校が締結しました。

締結式では、玉城デニー沖縄県知事より「ぜひ、今後とも各校の学生さんのこれからの進路決定の際には、沖縄がその進路の決定先になれるよう懸命に取り組んでまいりますので、なお一層ご理解ご協力ご支援をよろしくお願いします」とお言葉を述べられました。

就職支援協定書を交換する古島常務理事
協定を締結することで地域の活性化につながる期待も

この協定締結で、学生のインターンシップ参加時に、交通費などの費用負担が軽減されるなどにより、沖縄への興味を高める環境が整いました。早速、本校では、2024年2月26日から28日の2泊3日で沖縄のホテル・リゾートウェディング研修で、17名の学生たちが沖縄を訪問する予定です。

また、2024年3月の卒業生予定の2名が、沖縄へのIターン就職で内定をいただいています。

本校では今後、就職やインターンシップなどの面で、より一層、沖縄県との連携強化を図ってまいります。

締結式が行われた沖縄県庁

締結式の様子は地元メディアにも大きく紹介されました。

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ピエール・エルメ・パリ25周年の企業プロジェクトに8校合同で参加

イベントサポート・出演 ニュース 企業プロジェクト・企業課題 産学連携

高級パティスリー「ピエール・エルメ・パリ」は、1998年ホテルニューオータニ(東京)に世界第一号店としてオープンし、25周年を迎えます。これを記念するパーティーが2023年9月28日に開催され、滋慶学園の文化・教養系の8校による合同の企業プロジェクトとして、パーティーの運営のサポートをしました。

当日は1000名を超えるお客様が来場し、東京ホテル・観光&ホスピタリティ専門学校の学生たちが、お客様のご案内とサービスを行いました。

THLの学生がお客様へのご案内とサービスを担当

東京コミュニケーションアート専門学校の学生が招待状のデザインを担当。東京俳優・映画&放送専門学校と東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校の学生は会場を撮影し、若い世代を意識したショート動画を制作しました。

また、東京スクールオブミュージック専門学校渋谷、東京ダンス・俳優&舞台芸術専門学校の学生はゴスペルアンサンブルとダンスパフォーマンスを会場で披露。

パーティー当日に、お菓子のディスプレイづくりをサポートする学生たち

仙台農業テック&カフェ・パティシエ専門学校、福岡ホテル・観光&ウェディング専門学校(2024年4月より福岡ホテル・ウェディング&製菓調理専門学校)、東京ホテル・観光&ホスピタリティ専門学校の3校の学生たちは、パーティーの会場内に設置されるお菓子のディスプレイ作りのサポートを行いました。

各校の学生たちはそれぞれの専門分野でパーティーの開催を盛り上げました。

翌9月29日には“パティスリー界のピカソ”と称賛されるピエール・エルメ氏と、アジアへマカロンを広めた立役者リシャール・ルデュ名誉教育顧問を東京ホテル・観光&ホスピタリティ専門学校(THL)にお迎えし、「ワークショップ&パネルディスカッション」を実施。ワークショップではピエール・エルメ・パリのパティシエの方々と、THLをはじめとした姉妹校の学生と合同でアフターヌーンティーを創り上げました。

ピエール・エルメ・パリのパティシエの方から直接教えていただきました

パネルディスカッションではピエール・エルメ氏のもとに学生が集まり「好きな事を仕事にする素晴らしさ」や「これからの国際社会で活躍していくために」をテーマに話し合いました。

イベント終了後には、学生たちにたくさんのマカロンをプレゼントしていただき、それぞれがマカロンを楽しみながらピエール・エルメ氏との記念撮影などを行いました。

ピエール・エルメ氏とのディスカッションの様子

今後もまた、大きな企業プロジェクトを任せていただけるよう、学生達をサポートして参りたいと思います。

【東京コミュニケーションアート専門学校】江戸川区のご当地ナンバープレートに学生の作品が選ばれました!

産学連携 産官学連携 社会貢献

東京コミュニケーションアート専門学校(TCA)の、グラフィックデザイン専攻、インテリアデザイン専攻、コミックイラスト専攻の2年生が、江戸川区との産学連携プロジェクトとして、江戸川区らしさをイメージできるご当地ナンバープレートのデザインを行いました。江戸川区は、ご当地ナンバープレート導入にあたり、「江戸川区の特色を表現し、地域振興・観光振興に繋がるもの」をコンセプトとしたデザインを地元の学生や一般から募集。

集まった6,149作品の中から複数回に及ぶ選考と一般アンケート投票を行った結果、本校グラフィックデザイン専攻の竹内さんの作品である『煌(きら)めく夜空と靡(なび)く金魚』が見事、採用となりました。18,000以上の一般アンケート投票のうち6,819件という、全体の約36%を獲得しての受賞でした。

採用された竹内さんのナンバープレート『煌めく夜空と靡く金魚』

竹内さんは作品について、「選んでいただいたデザインは、金魚と花火をメインモチーフとし、『未来永劫と平和な暮らしへの願い』を込めて『青海波(せいがいは)』という和柄を使用しています。ぜひ多くの方にこのデザインをつけていただき、江戸川区を全国にPRしてほしいです」と話してくれました。

ナンバープレートのデザインをする竹内さん

このプロジェクトに参加した学生たちにとって、ナンバープレートのデザインをするにあたり、数々の条件や制限がある中で、思い悩む時間も多かったと思います。それだけに、とても有意義な時間と学びが得られたのではないでしょうか。

「走る広告塔」として、地域の風景や観光資源を図柄とすることより、地域の魅力を全国に発信することを目的にスタートしたご当地ナンバープレートの制度。江戸川区以外にも世田谷区、杉並区、江東区、葛飾区、板橋区、市川市、松戸市、船橋市など全国58の地域でスタートしています。

表彰式は2024年2月8日に江戸川区役所で予定されており、今後、国土交通省による審査や視認性等の確認を経て、2025年5月頃に交付が開始される予定です。実際に、街を走る学生の作品をぜひチェックしてみて下さい。

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『職業体験フェスタ2023』と『JIKEI COM GAME&e-Sports SHOW・若きクリエーター展』を開催

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「職業体験フェスタ2023」と「JIKEI COM GAME&e-Sports SHOW 若きクリエーター展」が11月10日と11日、幕張メッセ(千葉市)で開催され、2日間で1万人近くが来場しました。音楽・ダンス・映像などのエンターテインメントから医療・福祉、製菓・調理、スポーツ関連、美容など、多種多様な仕事の中から自由に職種を選んで体験したり、企業と取り組んだ産学連携プロジェクトの作品展示とプレゼンテーション、eスポーツの大会を観ることができ、来場した中・高校生にとって将来の夢や、就きたい職業を考える貴重な機会になりました。

特殊メイク体験を行う来場者

イベントのスタートとともに、大勢の中学生、高校生、外国人留学生、企業関係者が続々と来場し、職業体験プログラムに参加したり、クリエーティブ系の学生による企業プロジェクトの作品を観覧したり、ゲームに挑戦していました。

職業体験フェスタは昨年の開催に続き、今年で2回目。①デザイン・ゲーム・IT・イラスト分野、②動物・海洋・ペット・環境分野、③バイオ・化粧品・医薬品分野、④医療・保育・福祉分野、⑤スポーツ分野、⑥音楽・ダンス・映像・エンターテイメント分野、⑦美容分野、⑧ホテル・ブライダル・観光・エアライン分野、⑨製菓・調理分野―という9つの分野の職業体験プログラムが用意されていました。

新たに情報学分野として、2023年4月に開学した東京情報デザイン専門職大学(江戸川区小松川)がブースを設置。感性情報処理や、情報デザイン実習の授業を担当する教員がセミナーを行い、これからの時代が求める情報デザイン、情報科学について解説していました。午前中から会場を訪れていた滋慶学園の浮舟理事長も視察。大学の中鉢学長と共に説明を受けたり、話をしていました。

中鉢学長(東京情報デザイン専門職大学)と浮舟理事長(左より)
セミナーを行う専門職大学の教員

メインステージでは、最初に東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校(TSM)の学生による、ゴスペルアンサンブルのオープニングアクトで会場を盛り上げました。続いて海外名誉教育顧問の基調講演や、業界の特別セミナーのほか、エンターテインメント分野ではK-POPパフォーマンス、TSM高等課程のアイドルグループ「SO.ONプロジェクト」のライブが繰り広げられ、大勢の来場者やオンライン配信でもお客様を魅了していました。

オープニングアクトを行ったTSMのゴスペルアンサンブル
TSM高等課程のアイドルグループ「SO.ONプロジェクト」のパフォーマンス

音楽系の学校で学内予選を経てパフォーマンスを行った学生ミュージシャンたちのライブでは、終了後に名誉学校長の湯川れい子先生が出演者らに向けて、「皆さんには多くの夢を持って頑張ってほしい。そのポテンシャルがあるということなのです。私は皆さんの演奏が聴けて嬉しかったし、楽しかった。これからの活躍を期待したいと思っています。また、それぞれの業界においては、若い才能と日本のマーケットの発展をよろしくお願いしたいと思います」と激励の言葉を贈っていました。

選抜された学生ミュージシャンのパフォーマンス
パフォーマンスした学生を激励する湯川名誉学校長

多くの産学連携企業プロジェクトの中から選ばれた作品のプレゼンテーションでは、東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校(TSM)とマイクロソフトとのプロジェクトで、画像生成AIソフトを用いたミュージックビデオ作成などの発表があり、企業関係者も注目して聞いていました。また、コーヒー業界で活躍しているバリスタの卒業生は、エスプレッソにミルクで絵を描くラテアートを披露し、会場からは拍手喝采が沸き起こりました。

画像生成AIソフトを用いたミュージックビデオの発表
卒業生バリスタによるラテアート披露

デザイン・ゲーム・IT・イラスト分野では、ゲームキャラクターデザイン&CGに挑戦するコーナーや、アニメーション作画体験、コミックイラスト体験など様々なプログラムを用意して、中・高校生たちを迎えていました。この分野だけでなんと、14職種の体験コーナーがありました。動物・海洋・ペット・環境分野では、水族館について学べるコーナーや、犬やオオトカゲ、モルモットとふれあったりできるコーナーがあり、来場した中・高校生たちが好奇心いっぱいの表情で体験していました。

デザイン・ゲーム・IT・イラスト分野の体験ブース
モルモットと戯れる来場者たち

スポーツの関連では、ケガからの復帰をサポートするリハビリ、運動部の活動でも活かすことができるトレーニング法、接骨院の仕事、コンディショニングに効果があり手軽にできる鍼灸の体験、実際に運動能力を計測するコーナーもありました。多くの来場者に人気があったのが、製菓・調理分野で、来場者たちは、パティシエの体験コーナーでクリスマスアイシングクッキーづくり、調理体験ではカップで作るちらし寿司に挑戦していました。

運動能力を測る体験を楽しむ来場者
アイシングクッキーのデモンストレーションをする学生

医療・保育・福祉の分野では、盛りだくさんのプログラムが用意されており、電子カルテに入力する医療事務、“赤ちゃんを泣き止ませる”をテーマにした看護ブース、視能訓練士体験、透析装置などの医療機器を扱う臨床工学技士体験、ロボットによる最新の介護体験、歯科材料を使ってスマホの落下を防ぐスマホリングの作成など、身近なものから興味・関心をもってもらおうという工夫がなされていました。バイオ・化粧品・医薬品のブースでは、オリジナル香水をつくる体験や、自分の好きな色を選んでカラーのリップクリームをつくる体験が女子に人気でした。

視能訓練士について来場者へ説明を行う学生
オリジナル香水・リップづくり体験ブース

ホテル・ブライダル・観光・エアラインのブースでは、ホテルの仕事、観光&エアラインの仕事、ウェディングフォト体験などを提供。ブライダル分野だけでも、ウェディングプランナー、ドレススタイリスト、フラワーコーディネーター、フォトグラファー、司会者など様々な職業が目指せることを来場者にアピールしていました。美容分野では、在校生にヘアアレンジとヘアセットの体験ブースが大人気。業界とのコラボで「在学中からプロの現場を経験できる」こと、キャンパスライフ、目指せる職業についてをPRをしていました。

ホテル・ブライダル・観光関連ブース
美容分野でのブースではヘアアレンジ、ヘアセット体験を実施

音楽・ダンス・映像・エンターテイメントのジャンルでも、数多くの体験プログラムが用意され、ヴォーカルトレーニング、ギター演奏、ダンスクリエーター、Ⅴチューバ―、作曲家、声優アフレコ体験、映像業界の特殊メイク体験などの様々な体験ブースがありました。指先でタップすることでリズムやサウンドを生み出すAbleton Live(エイブルトン・ライブ)の体験もあり、来場した中・高校生たちは実際に体験することで、楽しみながら将来の夢・就きたい職業を探しているようでした。

ダンスクリエイター体験(写真奥)とAbleton Push体験のブース
来場者が教員からギターを学べるブースも
アフレコ体験も来場者に人気でした
会場内でブースの呼び込みをする学生達

職業体験フェスタとともに2日間にわたって開催された『JIKEI COM GAME&e-Sports SHOW 若きクリエーター展では、札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、神戸、福岡の全国から30校が参加。企業プロジェクトで学生が取り組んだプロモーション企画・研究成果36作品が展示され、ゲームプロジェクトやAI関連の発表、CGアニメーション、エンターテインメント関連の企画を含めると、総勢74作品が発表・展示されました。全国から選りすぐられた学生たちの作品ばかりで、ユニークな企画・アイデア、研究の一大発表会となりました。

AIを利用した石垣島の除草効率化を研究の発表
新しい盆栽企画・展示に関する企業プロジェクトの発表ブース
千葉市の都市アイデンティティ確立のため活用する映像制作の発表
AIとクラウドを用いてゴミ問題の課題解決を図る企業プロジェクトの発表

各学校・学科の想いが詰まったブースや作品・発表を一同に体験できるこのイベントは、来場者にとっても、学生達にとっても大変貴重な機会となりました。

【活躍する卒業生】エンターテイメントで日韓の架け橋にK-POPダンスのパイオニア LiL KyonA(リル・キョナ)さん

ニュース

東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校 総合タレントコース卒業 LiL KyonAさん

 日本でのK-POPブーム前の2007年から韓国関係の活動に特化、音楽を通して日韓の架け橋となるその活動が日本、韓国のテレビでも取り上げられて注目されてきたLiL KyonA(リル・キョナ)さんは、東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校の卒業生。音楽、ダンスを通して日韓の交流を続けている「日韓音楽交流アーティスト」としての活動や、交流にかける思いをインタビューしました。

日韓音楽交流アーティスト、K-POPダンスの先駆者 LiL KyonAさん

LiL KyonAさんのプロフィール
日韓音楽交流アーティスト、日本におけるK-POPダンスの先駆者。東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校を卒業後、ダンス&ヴォーカルグループで活躍。その後、音楽を離れた期間にK-POPに出会い人生が変わる。2007年から韓国音楽関連に特化し、その活動が日韓のテレビ等のメディアに取り上げられる。2011年からの日韓交流おまつりのK-POPステージをはじめ、KCON、KMF(日韓文化交流会主催)、ミスコリアなどの日韓行事にレギュラーとして演出、出演をしている。また、ダンスヴォーカル歌手としても活躍しており、2012年にリリースしたシングルは「開運!なんでも鑑定団」(テレビ東京)のエンディングテーマに採用された。ダンサー、歌手、振付師、ダンスイベントの審査員、TSMやDA TOKYOなどの専門学校や大学、ダンススクールなどの講師など、幅広く活躍しています。

音楽から離れていた時期に出会ったK-POPが人生を取り戻させてくれました

ー2007年より韓国音楽関連に特化した活動を行っているそうですが、何かきっかけがあったのですか?

実は当時、音楽から離れていた時期でした。東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校を卒業後、ダンスヴォーカルグループでオムニバスCDをリリースするなどして活動していましたが、グループの方向性が変わったときに脱退しました。その後、オーディションを受けたり、仕事の紹介を受けたりしていましたが、うまくいかない時期が2年続いて精神的にもつらくなり、音楽は趣味でやろう、本気で追求することはやめようと決めました。そんなある日、たまたま観た日本のアーティストのミュージックビデオにコラボ出演していたグループが、全員ラップか歌を歌いながら踊っていました。画面越しでも芯の強さが伝わり、これは誰なのだろうと調べたところ韓国のグループでした。全員が歌いながら踊るというスタイルがずっと好きだったこともあり、「これがK-POP界にたくさんある、K-POP界では当たり前のことなんだ」と、それでもう一気にオタク魂が(笑)。

ーMVを観て刺激を受けたところがスタートしたのですね。

K-POPを追求すると決めてから、やりたいと思って行動するとそれが叶うということが続いていきました。K-POPに人生変えてもらいました。物心つく前から音楽をやっていたので、他にやりたいことがなかったんです。どうやって生きていこうと心にぽっかり穴が開いていましたが、K-POPが人生を取り戻させてくれました。

ーK-POPの魅力にいち早く気づいたKyonAさんが思うK-POPの魅力は?

私がK-POPを好きになった当初に魅力として挙げられていたのが「ミッチョ、ミッチョ、ミッチョ」、「マキョ、マキョ、マキョ」と、一度聴いたら覚えてしまう音の響き、言葉の面白さ。そして、振り付けの斬新さ。さらにアーティストのコンセプト、役割、個性がはっきりしているので、観ていて楽しいことです。また、実力主義、才能主義で、長年トレーニングをしてきたなかで勝ち抜いてきているからか、芯の強さ、その覚悟が画面を通してどのアーティストからも伝わります。そして、音楽の中毒性。「何これ?」と最初は思うのですが、一度聴いたら止まらない、どんどんはまってしまうということがきっかけでした。

ー今では世界的に人気です。

最近のK-POPは、世界に向けて発信しているからなのか、おしゃれになってきています。容姿がよくてダンスも上手で、その上でとことん突き詰める。パフォーマンスが計算されています。流行をいち早く取り入れて、それを自分たちのものに昇華して発信しています。また、映像戦略がすごく上手だなと思います。練習動画を自ら出すことによって(ダンスを)真似をしやすくなり、真似をするとどんどん深みにはまってファンが増えていきます。

音楽に国境はありません。日韓で始まったものを追求しつつ、いろいろな文化の垣根も超えて、どんどん輪を広げていきたい

ーその魅力を伝えていくのが、KyonAさんの肩書きの「日韓音楽交流アーティスト」ですか?

以前はK-POPの面白さや魅力を伝えるということ一辺倒でしたが、今はその背景や、日本の音楽、洋楽、歴代の流行、特徴の違いを具体的に、長年オタクとして(笑)観てきているからこそ得られるもの、共通点や違いを伝えるという方に重きを置いています。

ー今年(2023年)の9月に開催された「日韓交流おまつり」ではK-POPのステージをプロデュースして、歴代のダンスを披露されたそうですね。

そうなんです。流行だけではなく「いいものはいい」というキーワードです。私には、韓国へ行ってアイドルになるとかバックダンサーをやろうという考えはありませんでした。それならば、来日したアーティストと自分のグループで共演をする。共演をするからこそ、そこでリアルな交流が生まれます。ここ数年はだんだんと自分が作ったものやこだわりを持って発信したいものをプロデュースし、私自身も出演しています。コロナ禍で表に出て活動する機会がないなかで「自分が表に出て発信するからこそ人に伝えられる」ということに気づいて、今年度から力を入れています。『エンタメ番地一丁目』というプログラムのタイトルで、一般の方に観に来ていただける屋外のステージでのプログラムを担当しています。

ーそれを、日本の人たちに伝えていく。

日本だけではありません。音楽に国境はありません。コミュニケーションの手段であり、お互いに興味を持つ良いツールだと思っていますので、日韓で始まったものを追求しつつ、私は欲張りなので、いろいろな文化の垣根もさらに超えてどんどん輪を広げていきたいです

人がやっていない新しいことで、誰かが笑顔になることが基準
「和」もしっかりと発信していきたいです

ー交流という部分で、日本の音楽や文化についてはどう考えていますか?

自国の文化に対しての愛情があり、相手の文化に対してのリスペクトもあります。本当の意味での交流であれば、日本の文化も発信した方がより交流が深まると思い、私が高知出身でよさこいのヴォーカルをしていたので、よさこいダンスヴォーカルという斬新なものをやっています。よさこいはヴォーカルとダンスがきっちり分かれていて歌いながら踊ることはありません。それであれば人がやってないことをやろうと思いました。キャッチーな曲でよさこいアレンジをしたり、例えば以前は流行った韓国の「カンナム・スタイル」という曲で鳴子を持って踊ったりもしました。クロスカルチャーも面白いです。人がやっていない新しいことで、誰かが笑顔になる、誰かのためになるということが基準です。私は日本の歴史が好きですし、弓道と茶道の経験もあるので「和」もしっかりと発信していきたいです。

K-POPは熱量、誠意が絶対に必要なキーワード
音楽、舞台に対しての誠意、授業に対しての誠意を必ず持って欲しい

ーKyonAさんは母校のTSMやDA 東京、また大学やダンススクールでもK-POPダンスを教えていますが、生徒や学生はいかがですか?

学校には、ちょっとだけ関心がある生徒、K-POPアイドルやダンサーを目指して積極的に学んでいる生徒などいろんなタイプの生徒がいるので、どこに合わせて授業をするのかを最初は悩みました。でも、何かきっかけがあればフワッとしている生徒もきっと変わるだろうし、どうやったらそのきっかけを私が作ってあげられるのかを考えています。学生時代、私がいたコースの学生は積極的でした。当時はダンスのコースにしか海外講師によるHIPHOPの授業がありませんでしたが「私たちに2年になったら授業を作ってください」と先生に直談判をして特別に作ってもらったことがありました。そのくらいの熱量が今の生徒、学生たちに欲しいです。K-POPは熱量、誠意が必要なキーワードです。K-POPのコースを選ぶのであれば、熱量が必須条件だと思います。とにかくむしゃらに。「私はまだそんなにできないから」という考えをまず捨ててほしいですし、音楽に対して、舞台に対しての誠意、授業に対しての誠意を必ず持ってほしいと思います。

ー学生や生徒のみなさんにKyonAさんが一番伝えたいことは何でしょうか?

教えているのはK-POPのコースではありますが、ジャンルは関係なく『音楽』として学んでほしいという思いが一番にあります。振付は上辺だけを真似をするのではなく、歌もただ歌うだけではなく、いろいろな表現をするためには音楽的な解釈が必要になると思います。その振付を踊るために、アーティストたちはいろんなジャンルをしてきています。流行は巡りますし、音楽にはさまざまなジャンルがありますから、選り好みせずに音楽自体に興味を持って追求してほしいです。いろいろなジャンルを経験して、自分ならではの“ウリ”を見つけてください。また、人との繋がりを大切にしてほしいと思います。

混沌とした世の中、少しでもみなさんが笑顔になれる瞬間や新しい感動が生まれる場を作りたい

ーこの仕事をしていて一番うれしかったことは何ですか?

本当に苦しい思いをして諦めた音楽の道でしたが、K-POPと出会ったことでやりたいと思っていたことが実現して、私の人生を取り戻させてくれました。そして、K-POPがなければ出会うことがなかった人たち、日本と韓国だけではなく国を超えて、また日本の多くの人たちとの出会いがあったことです。

ーこれからの活動、目標を教えてください。

広くエンターテイメントというワードで、壁をどんどん壊していきたいと思っています。「いいものはいい」をキーワードにエンターテイメントを大きく捉え、音楽や音楽以外のものも全部繋いでいき、演者同士、観客のみなさんが新しく出会えるきっかけを作りたい。それで、ここからエンターテイメントを発信する場所という意味を込めた『エンタメ番地一丁目』という名前で動き始めました。ギスギスと混沌とした世の中、少しでもみなさんが笑顔になれる瞬間や新しい感動が生まれる場を作りたいです。プロデュースしているステージでは、子どもから大人までが一緒に気軽に楽しめるコンテンツも用意していますので、是非遊びに来てほしいです。そして『エンタメ番地一丁目』の一員になってもらえたらうれしいです。

(インタビュー協力:Jier)

Web広報センター/東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校

引用元:https://www.jikeigroup.net/news/52090/

この記事に関連する学校のWEBサイト

【北海道エコ・動物自然専門学校】災害救助犬認定試験で1組の学生と犬のペアが合格

ニュース 社会貢献

一般社団法人 ジャパンケネルクラブによる災害救助犬認定試験が10月5日に行われ、本校の学生と犬のコンビ1組が合格しました。

緊張な面持のペア

ジャパンケネルクラブでは、有事の際に備え、全国的な災害救助犬の配備を目指して毎年認定試験を実施しており、同クラブには、2023年4月の段階で125頭の出動可能な認定犬が確保されています。

災害救助犬は、地震などによる家屋崩壊現場で捜索する“地震救助犬”、山での遭難や行方不明者を捜索する“山岳救助犬”、海や湖で遭難者救助にあたる“水難救助犬”の3種類に分類されます。その中で、ジャパンケネルクラブでは、主に地震などによる家屋崩壊現場で捜索する“地震救助犬”の育成を行っています。

瓦礫から要救助者を探す探索作業中のペア

救助犬には捜索能力と服従能力が必要で、捜索能力とは、倒壊建築物の瓦礫や土砂流木などの障害がある現場に入り、生存者の反応を探知する突破力と体力、臭気を上手く読み取り、災害時に被災者を発見する能力です。服従能力は、ハンドラー(救助犬に帯同する指導手)の指示に基づき、前進したり左右に進入したりして捜索し、緊急退避が発令された際には速やかに戻るなど、犬が正確にハンドラーの指示に従う能力が求められます。

服従作業の審査受けるペア

今回の災害救助犬認定試験でも、『服従作業』と実際に捜索を行う『実地作業』の2つの分野で合格することが求められました。
本校からは学生と犬のペア3組が受験。認定試験に向け、授業がない日も練習を重ね、受験しない学生も要救助者役として参加したりと、学生皆で協力しながら試験に向けて訓練してきました。

ハードラーと離れても服従します

試験当日、学生は今までの試験や競技会よりリラックスしている様子が見られました。服従作業から試験は行われ、犬に靴を履かせての脚側行進、瓦礫歩行、遠隔操作、状況下に於ける休止など様々な課目を行いました。学生とは対象的に、犬たちは、いつもとは異なる雰囲気や状況に不安がり、試験中に鳴る発砲音に怖がったり、指示に速やかに反応できないなど、練習とは違う状況に戸惑いながらも、ハンドラーである学生とともに、1課目ずつ試験をこなしていきました。
捜索の作業では、歩くことも大変な瓦礫の現場の中で、忍耐強く要救助者の捜索を行い、発見し吠えて知らせることができました。

寒空の中試験を終えほっとしている2ペア

今回は、非常に難易度の高い試験を1組のペアが合格することができました。惜しくも不合格だった2ペアも、試験を受けるレベルまでトレーニングしたことに、自信を持ち、また1年後の試験でリベンジしてほしいと思います。

 

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