第18回滋慶学園総長杯 柔道大会―福岡医健・スポーツ専門学校が2年連続の総合優勝を果たしました!

第18回滋慶学園総長杯 柔道大会―福岡医健・スポーツ専門学校が2年連続の総合優勝を果たしました!

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 10月19日(土)、京都市武道センター旧武徳殿(同市左京区)にて、学校法人 滋慶学園および姉妹校で柔道整復師をめざす学生たちが日ごろの鍛錬の成果を競う「第18回滋慶学園 総長杯 柔道大会」が開催されました。この大会は、医療従事者としての知識・技術だけでなく、柔道整復の原点である柔道精神を学ぶという目的で、2005年から開催されています。今年度は、専門学校9校の柔道整復の学科で学ぶ学生たちが参加。個人参加の学生を含めて計10校の91人が一堂に会し、優勝を目指して試合に臨みました。団体戦と男女計8部門の個人戦で熱戦を繰り広げ、団体戦優勝のほか個人戦4部門で多くの入賞者を出した福岡医健・スポーツ専門学校が、2年連続の総合優勝を果たしました。

2年連続の総合優勝に輝いた福岡医健・スポーツ専門学校の選手たち

参加校は以下の10校です。

【学校法人 滋慶学園】
北海道ハイテクノロジー専門学校
仙台医健・スポーツ専門学校
東京メディカル・スポーツ専門学校
福岡医健・スポーツ専門学校
福岡デザイン&テクノロジー専門学校(個人参加)
【学校法人 大阪滋慶学園】
大阪ハイテクノロジー専門学校
美作市スポーツ医療看護専門学校
東洋医療専門学校
【学校法人 滋慶コミュニケーションアート】   
京都医健専門学校
名古屋医健スポーツ専門学校

大会の会場となった旧武徳殿

浮舟理事長あいさつ―「心」「技」「体」をしっかりと磨き、仲間とのチームワークを深めて 

 会場の京都市武道センター旧武徳殿は、平安遷都1100年記念事業の一環として明治32年(1899年)に営造された日本最古の演武場。国の重要文化財に指定されている武道愛好者の聖地です。高貴な方が観覧される台覧席が中央に備えられ、厳かな雰囲気を醸し出しています。

開会宣言をする京都医健専門学校の藤田学校長
開会のあいさつをする浮舟理事長

 開会式では、京都医健専門学校の藤田裕之学校長の開会宣言に続き、大会会長を務める滋慶学園の浮舟邦彦理事長があいさつに立ち、「今回は久しぶりの旧武徳殿での開催となります。皆さんは柔道整復師として医学、医療の知識、技術を理解するとともに柔道の基本である『心』『技』『体』をしっかりと磨くことが大切です。また『道』『禅』『行』の精神性も学び、『礼』『儀』を大切にし、仲間との『チームワーク』を深めていただきたいと思います」と述べました。

日本柔道整復師会の長尾会長
京都府柔道連盟会の古川会長

 長尾淳彦・日本柔道整復師会会長と古川博史・京都府柔道連盟会長から祝辞をいただき、優勝杯返還が行われた後、福岡医健・スポーツ専門学校の富成琳久選手(柔道整復科3年)が選手宣誓。戦いの幕が上がりました。

優勝杯返還
選手宣誓をする富成選手

繰り広げられる熱戦、飛び交う声援

 試合は左右2ブロックに分かれて2面を使って各部門の予選を実施。予選を勝ち抜いてきた者同士がぶつかる決勝戦は午後に順次行われました。試合時間は3分(延長戦は2分)。観客席の応援団からは「もっと動け」「その調子だ」「耐えろ」などと声援が絶えず飛び交っていました。また、会場の一角には救護班の学生たちが待機し、負傷した選手に応急処置を施していました。この大会は柔道整復師を目指す学生たちにとって、柔道の試合だけでなく、現場で施術を経験できる実践的な学びの場にもなっています。

2面を使って行われる試合
救護班のメンバーが負傷選手に応急手当

 男子未経験者64kg以下級の決勝は、名古屋医健スポーツ専門学校同士の顔合わせとなり、羽根渕剛毅選手が橘虎次郎選手を破って優勝。個人参加の福岡デザイン&テクノロジー専門学校、久家泰斗選手は3位に食い込む健闘を見せました。

羽根渕選手と橘選手の名古屋医健同士の対決
技を仕掛ける佐藤選手

 男子未経験者67kg以下級は仙台医健・スポーツ専門学校の佐藤瑛音留選手が、男子未経験者78kg以下級は名古屋医健スポーツ専門学校の山本章悟選手が優勝。福岡医健・スポーツ専門学校同士の対決となった男子未経験者78kg超級決勝は、永盛大輝選手が一門輝選手を下し頂点に輝きました。

豪快な技を見せる山本選手
福岡医健同士の対決。永盛選手と一門選手

 男子経験者初段の部決勝は、東京メディカル・スポーツ専門学校の森本優介選手が大阪ハイテクノロジー専門学校の平賀煌選手に勝利。男子経験者弐段以上の部は、仙台医健・スポーツ専門学校の阿部俊輔選手が東洋医療専門学校の渡邊琥次郎選手との白熱した接戦を制し、優勝を勝ち取りました。

激闘を繰り広げる森本選手と平賀選手
見ごたえのあった阿部選手と渡邊選手の決勝戦

 一方、女子は、未経験者の部で京都医健専門学校の松田幸々選手が、経験者の部で東洋医療専門学校の山西桃華選手がそれぞれ見事に優勝の座をつかみました。

果敢に攻める松田選手
技を仕掛ける山西選手

 そして、仙台医健・スポーツ専門学校Aと福岡医健・スポーツ専門学校Aの顔合わせとなったクライマックスの団体戦。大将戦で福岡医健・スポーツ専門学校Aの中村太一選手が、男子経験者弐段以上の部の覇者、仙台医健・スポーツ専門学校Aの阿部俊輔選手との激闘の末、優勝を果たしました。

大将戦で息詰まる熱戦を見せた中村選手と阿部選手

 総合優勝に輝いた福岡医健・スポーツ専門学校は、男子団体戦の優勝をはじめ、個人戦でも8部門中、半分の4部門で3位以内の入賞者を出し、特に男子未経験者78kg超級では、3選手が1、2、3位を独占しました。総合優勝は、優勝者がいなくてもチームの総合力と愛校心を高めるという趣旨で2009年の第5回大会から導入され、以来、京都医健専門学校が12連覇をしていましたが、昨年、福岡医健・スポーツ専門学校がそれにストップをかけ、今回、2連覇を達成しました。

表彰を受ける男子経験者弐段以上の部優勝の阿部選手
優秀選手賞に選ばれた中村選手

 優秀選手に選ばれた福岡医健・スポーツ専門学校の中村選手は「団体戦決勝は、私の勝敗で優勝が決まるという、本来なら重圧を感じる場面でしたが、不思議とリラックスしていました。仲間の応援で勇気をもらい重圧をはね返すことができました。そんな仲間とともに戦えたことが大きく、皆でつかんだ総合優勝だと思います」と喜びを語りました。

総長杯に輝いたのは福岡医健。2連覇達成です

一人ひとりに表彰状 「初心を忘れずに」藤猪先生講評

 閉会式では、大会会長の浮舟理事長から入賞した選手一人ひとりに表彰状とメダルが授与された後、世界選手権4連覇を達成し、元国際柔道連盟A級審判員でもある大会審判長の藤猪省太先生(柔道藤猪塾塾長)から講評をいただきました。藤猪先生は「素晴らしい柔道を見せてもらいました。特に未経験者の部の選手の皆さんは、思い切りがよく、創意工夫もされた柔道をしていました。何事にも初心を忘れずに向かっていく姿勢が大事だと感じました」と選手たちを称え、「また明日から精進してください」と激励しました。

講評を述べる大会審判長の藤猪先生

 最後に東京メディカル・スポーツ専門学校の関口正雄学校長が閉会宣言。大会運営に携わった関係者へ謝辞を述べ、「旧武徳殿での大会再開にふさわしい、素晴らしい大会になりました。ありがとうございました」と締めくくりました。

最後に全員で礼
閉会式後、思い思いに記念撮影

【成績】
総合優勝 福岡医健・スポーツ専門学校

<団体戦> 
優勝  福岡医健・スポーツ専門学校A
準優勝 仙台医健・スポーツ専門学校A
3位   名古屋医健スポーツ専門学校
3位   京都医健専門学校A

<個人戦>
男子未経験者
(64kg以下級)
優勝  羽根渕 剛毅(名古屋医健スポーツ専門学校)
準優勝 橘 虎次郎(名古屋医健スポーツ専門学校)
3位   井上 大和(福岡医健・スポーツ専門学校)
3位   久家 泰斗(福岡デザイン&テクノロジー専門学校)
(67 kg以下級)
優勝  佐藤 瑛音留(仙台医健・スポーツ専門学校)
準優勝 小川 光希(名古屋医健スポーツ専門学校)
3位   村上 友暉(京都医健専門学校)
3位   近藤 冬將(京都医健専門学校)
(78 kg以下級)
優勝  山本 章悟(名古屋医健スポーツ専門学校)
準優勝 橋本 郁弥(京都医健専門学校)
3位   髙岡 大輝(福岡医健・スポーツ専門学校)
3位   石井 快空(美作市スポーツ医療看護専門学校)
(78kg超級)
優勝  永盛 大輝(福岡医健・スポーツ専門学校)
準優勝 一門 輝(福岡医健・スポーツ専門学校)
3位   榎本 真聖(仙台医健・スポーツ専門学校)
3位   菅 脩斗(福岡医健・スポーツ専門学校)

男子経験者
(初段)
優勝  森本 優介(東京メディカル・スポーツ専門学校)
準優勝 平賀 煌(大阪ハイテクノロジー専門学校)
3位   中村 太一(福岡医健・スポーツ専門学校)
3位   鬼塚 明哲(福岡医健・スポーツ専門学校)
(弐段以上)
優勝  阿部 俊輔(仙台医健・スポーツ専門学校)
準優勝 渡邊 琥次郎(東洋医療専門学校)
3位   水嶋 海斗(北海道ハイテクノロジー専門学校)
3位   下山 流聖(北海道ハイテクノロジー専門学校)

女子未経験者
優勝  松田 幸々(京都医健専門学校)
準優勝 櫻井 菜月(大阪ハイテクノロジー専門学校)
3位   安井 菜穂(京都医健専門学校)
3位   山南 愛奈(名古屋医健スポーツ専門学校)

女子経験者
優勝  山西 桃華(東洋医療専門学校)
準優勝 澤畠 陽果(東京メディカル・スポーツ専門学校)
3位   眞田 りおん(名古屋医健スポーツ専門学校)
3位   多久和 柚香(美作市スポーツ医療看護専門学校)
※ 敬称略

【東京メディカル・スポーツ専門学校】鍼灸師科1年生対象―妻木名誉学校長の特別授業&卒業生コラボ授業を実施しました!

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 東京メディカル・スポーツ専門学校の鍼灸師科1年生が、名誉学校長の妻木充法(つまき・みつのり)先生と卒業生を講師にお招きした毎年恒例の特別授業を受講しました。

国際大会の帯同経験も多い妻木先生の授業。真剣な表情で聞く学生たち

 妻木先生は、鍼灸師として多くの国際大会に帯同しており、日本体育協会認定のアスレティックトレーナーマスターの有資格者でもあります。授業では、サッカー日本代表やFIFAでのトレーナー活動のご経験、更には鍼灸師を目指すようになったきっかけについても詳しくお話いただきました。入学から半年が経ち、勉強に苦戦をする学生もいる中、「学生の間にすべきこと」についても伝授いただきました。
 授業の終盤には、妻木先生が実際に行っている治療方法のデモンストレーションを何名かの学生が特別に体験。学生たちは、今まさに学んでいる東洋医学の「経絡経穴(けいらく・けいけつ)」の知識を活用しながら、身体の状態を客観的に鑑別し、治療を行うことで効果が出るという一連の流れを確認できました。「教科書の知識が効果として現れる瞬間」に驚きを隠せない様子でした。

 続いて行われたのは、卒業生とのコラボレーション授業です。この春に卒業した2024年度の卒業生2名を講師としてお招きし、現在勤務している美容鍼灸院と鍼灸接骨院でのリアルな働き方や、現場で行っている治療方法を体験させていただきました。

妻木先生の治療方法のデモンストレーション
卒業生の先輩による美容鍼灸を体験

 まだ鍼を打つ経験がない学生もいる中、卒業してわずか半年の先輩たちがプロの鍼灸師としてデビューを果たし、自信を持って活き活きと語る姿に触れ、学生たちは楽しみながらも真剣な眼差しで授業を受けていました。卒業生という身近な存在が活躍している事実は、1年生にとって「卒業後の自分」をより具体的に思い描くきっかけとなり、モチベーション向上にもつながったようです。

 これらの特別授業は、世界的な視点と卒業後のリアルな現場の両方を知る貴重な機会となり、鍼灸師を目指す学生たちの職業理解を深め、学びへの意欲を一層高めるものとなりました。

先輩の施術を体験し、自分の卒業後をイメージ

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社会貢献ミュージカル『明日への扉』2025年度東京公演―657名の学生が作り上げました!

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 2025年9月5日(金)、6日(土)の2日間、江戸川区総合文化センター大ホールにて、滋慶学園の4校が合同で社会貢献ミュージカル『明日への扉』東京公演を行いました。このミュージカルは、東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校、東京スクールオブミュージック専門学校渋谷、東京ダンス・俳優&舞台芸術専門学校、東京映画・俳優&放送専門学校の657名が作り上げました。
 ミュージカル『明日への扉』は、骨髄バンクの窮状を知った姉妹校の大阪スクールオブミュージック専門学校の学生が、私たちにできることは何かを考え、1994年に初演を行った31年目のオリジナルミュージカル。キャスト、演奏だけでなく、音響、照明、舞台制作、会場運営など、すべてを学生が行っています。「生きることの素晴らしさを伝えたい」、その想いは先輩から後輩に受け継がれてきました。これまでの公演数は、2024年度までに185回にのぼり、約24万人もの方々にご覧いただきました。

 公演初日の5日(金)は台風15号の影響で、午前中から断続的に激しい雨が降る生憎の天候でしたが、それでもこの日は企業や業界の方々を中心にほぼ満席に。学生たちは夏休みを返上し、練習と準備に打ち込んでこの日を迎えました。来場者は3公演で3,309名。どの回も最後は観客が立ち上がり、熱烈なスタンディングオベーションが送られました。何度もカーテンコールが繰り返され、絶え間ない拍手と感動が会場を長時間包み込んでいました。

『2025年度 明日への扉 東京公演』のラストシーン。観客全員がスタンディングオベーション
会場の江戸川区総合文化センター
大ホール入口の大看板
たくさんのスタンド花が並ぶロビー


2025
年6月に大阪・関西万博内シャインハットから世界に発信
学生たちが繋ぐ想い『生きることの素晴らしさ』を伝えたい

 開演にあたり、『明日への扉』の総合プロデューサーで、姉妹校の大阪スクールオブミュージック高等専修学校の喜多静一郎学校長が、このミュージカルのスタートの背景から31年間の歴史と、産学連携教育の一環として始まったことを話しました。「この『明日への扉』は必須科目として、まず病気について患者さんのお話なども聞いて学びます。そして、自分たちが学んでいる様々な専門知識をどのようにして形にして皆様に感動という形で伝えていくのかとういことや、仕事を通して社会に貢献していくことを勉強してスタートします。その後、専攻ごとに様々な知識や技術を身につけ、半年間かけて今日の公演にたどり着きます」と、本日の公演に至るまでの流れを説明をしました。また、2025年度のトピックスとして「158の国と地域が集まり、大阪・関西万博が行われました。その中で、海外の方々にぜひご紹介すべきイベントに、この『明日への扉』が選ばれました。そして、6月16日(月)にメインホールのシャインハットにて学生たちが無事に公演を行いました」と、海外からの来場者を含め2,700名もの方々にご覧き、31年目となる2025年に学生が繋いできた『明日への扉』のコンセプトを世界へと発信できたことを報告、この活動を支えていただいた企業の皆様に改めて感謝を伝えました。最後に、「31年前に参加した学生たちが、自分たちの思いを1行1行、短冊に書いて言葉を集めました。そして学生が作曲し、ずっと歌い継がれてきたキャンペーンソング『明日への君に』で幕を開けたいと思います」とゴスペルアンサンブルを紹介し、公演の幕が開きました。

挨拶をする総合プロデューサーの喜多学校長
歌でオープニングを飾ったゴスペルアンサンブル

ミュージカルスターを目指す主人公のゆかりたち
ライバルの遙が病に倒れ、それぞれの心に葛藤が生まれる

 オープニングは、劇中ミュージカル『明日への扉』の主役・ハーミア役を争う、第一次審査オーディションから始まります。最終選考に残ったのは、主人公の吉川ゆかりをはじめ、井上真弓、松本俊江、園田遙の4人。最終選考を控えたある日、遙が突然倒れます。病名は慢性骨髄性白血病、家族とはHLA型が適合せず、命をつなぐ残された望みはドナーだけでした…。
 自分にも人にも厳しく生きてきたゆかり、主役を勝ち取るためには手段を選ばない真弓、スポンサー令嬢の俊江ら、ミュージカルスターを目指す若者たちが、遙の病気をきっかけに、命、愛、自分自身、家族、友情、そして各々の生き方について考え、生きることの素晴らしさに気づき成長していくものがたりです。

オーディションシーンからスタート
倒れた遙の病名は慢性骨髄性白血病
仲間にドナー登録の協力を訴える遙の恋人・優二
命か夢か、葛藤するゆかりのクライマックスシーン

 ミュージカルには、第三者の立ち合いのもとで行われるドナーが移植の最終確認をするシーンがあります。家族代表の同意が必要なこと、最終同意後は患者さんの移植準備が始まるため、原則として同意の撤回ができないことなどが、わかりやすく表現されています。また、遙が倒れたシーンでは、医師役が現在のドナー登録者数や移植を希望する患者数といった現状、兄弟姉妹間で4人に1人、非血縁者間では数百人から数万人に1人であるというHLA型の適合率を伝えます。「ドナー登録者数は現在(2025年9月末)56万人。多いように思われるかもしれませんが、今後患者さんの増加が予想されることと、より確実な移植のために、理論上30万人を維持しなければならないのです」と述べ、最後の「骨髄ドナーがもっと増えることを願わずにはいられません」という言葉に、会場から拍手が湧き起こりました。

骨髄移植について説明する医師
ドナーと家族の提供意思の確認シーン

エンターテイメントとしての進化と魅力

 31年間変わらないコンセプトを引き継ぎながら『明日への扉』はエンターテイメントとして毎年進化を遂げています。初期に音源を使用していた演奏は、学生が参加したビッグバンドへ、そして現在はミュージシャンを目指す学生のみで構成されるCOMエレクトリックオーケストラが全楽曲34曲を生演奏しています。また、第一幕のライブハウスのシーンでは、オーディションを勝ち抜いたバンドが演奏を披露。そして、客席から大きな拍手が湧き起こる、大人数でのダンスシーンは、バレエ、ヒップホップダンス、タップダンス、ラインダンスなど、幅広いジャンルを学べる本学園ならではの多彩なダンスがミュージカルの大きな魅力となっています。昨年から、若い世代に人気のK-POPダンスも加わりました。
 パフォーマンスを支えるスタッフも同様です。難しい生演奏の音響や、プロジェクションマッピングを使用した舞台制作、映像投影のオペレーション、照明など、最新技術を学びながら、学生たちが感動の舞台を作り上げています。

全曲を生演奏するCOMエレクトリックバンド
バンドが出演するライブハウスシーン
プロジェクションマッピングと音楽で第一幕を振り返る
タップダンス
ラインダンス
ヒップホップダンス
ダイナミックなアクロバット
若者に人気のK-POPダンスも披露
華やかで躍動感あるダンスシーン
音響スタッフ
舞台で準備を行う照明スタッフ
映像スタッフ

学生代表と夏目雅子ひまわり基金の小達一雄理事長が登壇
骨髄移植への理解と協力を呼びかけました

 6日(土)の最終公演では、終演後に舞台制作として演者のサポートを担当した東京スクールオブミュージック専門学校渋谷 スーパーeエンターテイメント科4年の代表学生が登壇しました。「現在、日本では56万人以上の方が骨髄バンクに登録されていますが、ドナーが見つかってもお断りされてしまうケースがあります。また、検査・治療に多大な費用がかかります」と骨髄移植の現状と課題を説明し、出演者とともにドナー登録への理解と募金を呼びかけると会場から大きな拍手が湧き起こりました。お預かりした募金は、毎年卒業式にて、一般社団法人夏目雅子ひまわり基金、公益財団法人日本骨髄バンク、明日への扉実行委員会に『明日への扉』に関わった学生から直接贈呈しています。

 5日(金)の2公演には、その夏目雅子ひまわり基金の代表事務局長で、1985年に急性骨髄性白血病のため27歳の若さで逝去した俳優の夏目雅子さんの兄、小達一雄さんが登壇しました。小達さんは当時を振り返り「諦められませんでした。でも、諦めなくてはいけませんでした。しかし、時とともにこの病は治る病気へと変わりました。もし、ドナーに巡り会えたならば。治る病気となった今も、ドナーに巡り合えていないご家族、ご友人、あるいは関係者の方々は、今この瞬間も走り回っています」と家族の思いを語り、ドナーに関する認識と理解を観客に訴えました。

 最後に三浦さんが「この舞台を作り上げた総勢657名の学生たちです。たくさんの方に骨髄移植をご理解いただき、多くの命が救われることを願いながら、このミュージカルを続けて参ります」と力強く締めくくりました。ステージ上に黒いスタッフTシャツやスーツ姿の運営や音響、照明などを担当した学生たちが登壇すると、この日でもっとも大きな拍手と歓声が会場に響き渡りました。

舞台制作を担当した三浦さんが学生を代表して挨拶
家族の想いを語る小達一雄さん
キャスト、バンド、スタッフ、総勢657名の学生が一丸となって制作
毎年卒業式で募金を贈呈(2024年度卒業式)


2025年度 滋慶学園COMグループ社会貢献ミュージカル『明日への扉

主催 
滋慶学園COMグループ

『第186・187・188回 東京公演』
東京スクールオブミージック&ダンス専門学校
東京スクールオブミュージック専門学校渋谷
東京ダンス・俳優&舞台芸術専門学校
東京俳優・映画&放送専門学校

『第189・190・191回 大阪公演』
大阪スクールオブミュージック専門学校
大阪ダンス・俳優&舞台芸術専門学校
大阪スクールオブミュージック高等専修学校

推薦
厚生労働省

後援
一般財団法人 夏目雅子ひまわり基金
公益財団法人 日本骨髄バンク 
江戸川区(東京公演)
大阪府教育委員会(大阪公演) 
大阪市教育委員会(大阪公演)
株式会社エフエム大阪(大阪公演)
         
特別協賛
青山商事株式会社 洋服の青山
株式会社学生情報センター
キヤノンITソリューションズ株式会社
コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社
サントリーホールディングス株式会社
株式会社ジェイ・エス・ビー
東洋ワーク株式会社
株式会社長谷工システムズ
ハニカムファクトリー株式会社
株式会社ライオン事務器

協賛
イオンディライト株式会社
株式会社オリエントコーポレーション
株式会社関西みらい銀行
ケイプランニング株式会社
ケン・ホテル&リゾートホールディングス株式会社
株式会社三十三銀行
株式会社滋慶出版
ジケイ・スペース株式会社
総合補償制度事務センター
株式会社曽我
損害保険ジャパン株式会社
電音エンジニアリング株式会社
東レ建設株式会社
NPO法人日本ホスピタリティ推進協会
株式会社日立ビルシステムズ
株式会社みずほ銀行
株式会社三井住友銀行
三菱オートリース株式会社
三菱電機ソリューションズ株式会社
株式会社三菱UFJ銀行
株式会社ミニミニ
名鉄観光サービス株式会社
理想科学工業株式会社
株式会社りそな銀行
をはじめ、137社の協賛を得て公演しました。

滋慶学園COMグループ社会貢献ミュージカル『明日への扉』公式サイト 
 https://www.asuenotobira.jp/

【北海道エコ・動物自然専門学校】飼育員を目指す学生が国内研修―全国の動物園・水族館を見学しました! 

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 9月21日~25日の5日間の日程で、北海道エコ・動物自然専門学校は、動物飼育学科・動物医療飼育学科1年生を対象に国内研修を実施しました。この研修では、アクアマリンふくしま(福島県)、那須どうぶつ王国(栃木県)、よこはま動物園ズーラシア(神奈川県)、上野動物園、国立科学博物館(東京都)、沖縄美ら海水族館、沖縄こどもの国(沖縄県)など、多くの動物園・水族館を見学しました。

美ら海水族館で展示を見学する学生たち

 那須どうぶつ王国には北海道では見られない動物や植物も多く、夢中で虫を探す学生の姿も見られました。また、バードショーには本校の卒業生が出演しており、現場で活躍する先輩の姿を間近で見ることができました。

アクアマリンふくしまで水槽の中を熱心に観察
那須どうぶつ王国での昼食はBBQ!

 動物園や水族館の飼育員を目指す学生にとって、展示方法や動物たちの飼育環境を実際に見ることは貴重な学びとなりました。生まれも育ちも北海道で道外の施設を訪れるのが初めてという学生も多く、普段の授業では得られない刺激や発見がたくさんあったようです。今回の研修で得た気づきや経験を、今後の実習や就職活動に活かしてほしいと思います。

今年7月にオープンしたジャングリア沖縄
希望制でネオパークオキナワにも行きました!

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【東京メディカル・スポーツ専門学校】江戸川マラソン大会でトレーナーブースを運営―1年生が現場で学びを実践しました

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 東京メディカル・スポーツ専門学校 理学療法士科Ⅰ部の1年生が、10月26日に東京都江戸川区で行われた「江戸川マラソン大会」で、保健体育の授業の一環としてトレーナーブースを運営しました。安全管理や導線の確保から、ベッド周りの準備・片付けまで、現場運営の一連の流れも実体験として学ぶことができ、学生たちにとっては貴重な機会となりました。

利用者に施術する学生

当日の朝は雨予報でしたが、次第に空模様が落ち着き曇り空になると、会場は活気にあふれました。ブースには小中学生を中心に多くのランナーが訪れ、待ち時間が出るほどのにぎわいに。学生は1人あたり3〜6名に対してストレッチやリラクゼーション、簡便なコンディショニングを実施し、走る前後の身体の変化や訴えに耳を傾けながら丁寧に対応しました。

 限られた時間の中で、学生たちは問診や声かけ、表情・反応の観察を通じて、力加減の調整やより安心していただくためのコミュニケーションの重要性を実感。「痛みの確認」「どこを伸ばしたいかのヒアリング」「目的と効果の分かりやすい説明」を意識することで、同じ手技でも年齢や体格、レース前後といった状況に合わせて介入を選択する判断力が養われました。

 はじめは緊張でぎこちなかった学生も、会話を重ねるうちに落ち着いて対応できるようになり、ストレッチの強さや支える手の位置をその場で微調整していました。利用者からは「体が軽くなった」「また走れそう」といった声が聞かれました。施術の合間には、互いの対応を見学し合いながら良い工夫を共有する姿も見られ、チームとしての学びが深まりました。

利用者の訴えに耳を傾けながら、入念に施術

 今回の取り組みを通して、スポーツイベントという生きた学びの場で、教室で培った知識を実践へとつなげることができました。参加者の笑顔と温かい言葉は、学生の自信と成長を後押しし、「人に寄り添うケア」の手応えを確かなものにしたことでしょう。多くの方にご利用いただき、学生にとって大変有意義な時間となりました。

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【北海道エコ・動物自然専門学校】北海道内2会場で動物愛護フェスティバルに参加―学生たちが啓発活動を行いました 

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 北海道エコ・動物自然専門学校は、9月に北海道内の2つの会場で次々と開催された動物愛護フェスティバルに参加しました。このイベントは、動物愛護の啓蒙や適正な動物飼育の普及、市民活動への貢献を目的としています。ブースを出展したそれぞれの会場では、学生がスタッフとして活躍し、来場者が動物と直接ふれ合いながら、動物福祉について楽しく学べるプログラムが展開されました。

学生と学校犬のサモエドがそろって記念撮影

 9月21日(日)に江別市の酪農学園大学で行われた「動物愛護フェスティバル in えべつ 2025」では、アニマルウェルフェア(動物福祉)に関する講演会をはじめ、羊やポニーとのふれあい体験、獣医師による動物鍼灸体験、ペットの防災や終生飼養に関する展示など、キャンパス内に多数のブースが並びました。

犬の体重を測定しながら健康管理について説明する学生

 続いて、9月24日(水)に札幌市のアクセスサッポロで開かれた「動物愛護フェスティバル 2025 in さっぽろ」では、盲導犬・警察犬・災害救助犬の紹介のほか、動物に関するクイズコーナー、人と犬猫の感染症対策講座、ブラッシングのレクチャーなどを実施。市民が動物との関わり方や適正飼育への理解を深める機会となりました。

笑顔で来場者を迎える学生スタッフ

 本校のブースでは、いずれの会場でも、犬の体重測定や尿検査キットの配布のほか、学校で飼育しているサモエド犬とのふれあい体験も行いました。来場者は愛犬の健康状態を確認しながら、日常的な健康管理の重要性について理解を深めていました。

動物の健康管理をテーマにした本校ブースの展示風景

 学生たちにとっても、来場者とのコミュニケーションを通じて主体的に情報発信する貴重な経験となりました。

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【北海道ハイテクノロジー専門学校】“命をつなぐ使命”を胸に刻み―救急救命士学科の学生が消防学校の施設を見学しました 

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 北海道ハイテクノロジー専門学校 救急救命士学科の1年生が、北海道消防学校(江別市)を訪れました。この消防学校は、北海道全域の消防士を対象に、基礎から実務までを体系的に指導する機関であり、消防行政を支える重要な拠点です。今回の訪問は、将来自分たちが学ぶ環境を学生たちが理解することが目的です。消防職員初任者教育を行う施設の見学は、学生にとって、卒業後の進路をより具体的にイメージする貴重な機会となりました。

真剣な表情で話を聞く学生たち

 当日は、初めに講義室で学校職員の方より施設の概要説明が行われました。消防士として求められる資質や、研修の流れ、安全教育の重要性などを具体的に紹介していただき、学生たちは配布資料を手に真剣な眼差しで耳を傾けていました。講話では、入校後に行われる厳格な訓練のスケジュールのほか、協調性・規律を重視する教育方針についても説明があり、教室内には緊張感が漂っていました。
 このような説明を受けて、学生たちは、消防士という職業が単なる体力だけではなく、知識・判断力・チームワークを総合的に求められていることを改めて実感。将来、現場で命を守る立場になるために、今の学びがどのようにつながっていくのかを考えるきっかけとなりました。

 施設見学では、2024年に新設された訓練棟を中心に、複数の実習施設を見学。屋内型の模擬消火訓練施設では、実際の火災現場を想定して放水訓練が行われる仕組みや、煙の流れを再現できる構造について説明を受けました。安全確保のため温度上昇や視界の変化をコントロールできる最新設備が整っており、学生たちは熱心にメモを取りながら、教官の話に聞き入っていました。これらの設備は、消防士としての実践力を磨くために欠かせないものであり、理論と現場訓練を融合させた教育体制が整っていることがわかります。

北海道消防学校を訪れた学生たち
施設の概要説明を受けて救急のリアルな現場を知る一日がスタート!

 また、倒壊家屋を想定した震災対応訓練施設も見学。この施設では、建物内部に複数の障害を設置し、救助活動の模擬訓練を行うことができます。北海道は地震や風雪被害など自然災害が多い地域であり、こうした訓練環境は非常に重要です。教官は「災害現場では瞬時の判断と協力体制が不可欠です」と強調されました。学生たちは実際に訓練用資機材を手に取り、装備の重量や構造を確認しながら、救急救命士として求められる連携の大切さを実感していました。
 これらの見学を通じて、消防学校が“地域の安全を守る人材を育成する現場”であることを理解し、学生一人ひとりが自分の進路に対して新たな視点を得ることができました。

 見学の締めくくりには、消防学校の教官による講話をしていただきました。消防士としての心構えや現場での行動原則、安全管理の徹底など、実際の経験に基づいたお話ばかりで、教官の「消防士にとって最も大切なのは、技術よりもまず“安全を最優先に考える姿勢”です」と力を込めた言葉に、学生たちは深くうなずいていました。実際の災害対応では、一瞬の判断が命を左右することも多く、訓練の厳しさはその責任の重さに直結していることを改めて認識させられました。

訓練棟の前で教官の説明に真剣に耳を傾けます
締めくくりは、大教室での教官による講義

  講話の後、学生たちは施設内の掲示パネルや展示資料を再度確認しながら、消防士として必要な能力や知識を整理。これまでの授業で学んできた救命技術が、消防業務全体の中でどのように活かされるのかについて、多くの学生が具体的に理解できたと感じています。見学の最後には、教官・職員の方々に感謝の言葉を伝え、充実した時間を終えました。

 今回の見学は、学生たちにとって自らの学びの意義を確かめる実践的な機会となりました。本校では、これからもこうした機会の提供を重ねることで、地域社会に貢献できる救急救命士・消防士の育成を目指してまいります。

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【札幌ベルエポック美容専門学校/札幌ベルエポック製菓調理専門学校】お客様も自分たちも笑顔に—合同学園祭「ベルフェス」を開催しました!

ニュース

 10月25日(土)、札幌ベルエポック美容専門学校と札幌ベルエポック製菓調理専門学校は合同学園祭「ベルフェス~美容と食の超体験型フェス」を開催しました。

2校合同学園祭を開催!

 校舎が統合されてから2回目となる今年の合同学園祭では、「お客様も自分たちも笑顔になれる1日を創りあげる」をスローガンに掲げています。学生たちによる美容や食にまつわる出店ブースのほか、お化け屋敷、リサイクルショップなどの多種多様な出店でお客様をもてなしました。キリンやコスメブランドの3650など企業ブースも多数あり、業界のみなさまも一緒に、年に一度の学園祭を盛り上げてくださいました。

ハロウィンシーズンの開催で、仮装も楽しむ学生たち
企業の出店ブースも大盛況でした

 また、前日には「スチューデントフェス」が開かれ、学生たちがステージ発表を行いました。バンド演奏、カラオケ、ダンスなど、有志が思い思いのパフォーマンスを披露。発表の直前にメンバーチェンジを行うグループもありましたが、学生たちが今回のステージ発表にかける想いはひとしおで、それぞれが惜しみない声援を浴びながら熱演。全グループの発表は盛況のうちに幕を閉じました。

製菓調理専門学校の学生は美味しいフードを提供!
参加者が調理を体験できるブース

 学生と教職員が一致団結して開催したベルフェスの来場者は約700名と、多くのお客様を迎えることができました。次年度も今年の反省点を活かして、さらにパワーアップした学園祭を開催することができるよう、教職員一同邁進してまいります。

【東京メディカル・スポーツ専門学校】‟鍼灸師のたまご”によるお灸・ツボケア体験―江戸川区民まつりでブースを出展しました!

ニュース

 東京メディカル・スポーツ専門学校 鍼灸師科の1年生が、10月12日に開催された東京都江戸川区最大級のイベント「江戸川区民まつり」に「鍼灸師のたまごによるお灸・ツボケア体験」ブースを出展しました。この企画は、入学以来学んできた知識と技術を実践的にアウトプットし、早期臨床体験を通じて学びを深めることを目的に実施。イベント当日は天候にも恵まれ、3歳のお子様からご高齢の方まで、約300名もの方々にお立ち寄りいただくき大盛況でした。

来場者にセルフ灸体験を提供する学生

 ブースでは、4月から履修している経絡経穴(ツボ)や鍼灸理論の知識を基に、学生たちが来場者一人ひとりのお悩みや体調を丁寧にカウンセリング。肩こりや腰痛といった主訴に合わせ、効果が高いとされる「特効穴」を選び、セルフケアとして手軽にできるお灸やシール鍼の体験を提供しました。

受付はブースの顔。笑顔で皆さんをお迎え

 一般の方の身体に触れることが初めての学生たちの中には、はじめこそ緊張で対応を躊躇してしまう姿も見受けられました。しかし、来場者との対話を重ねるうちに、徐々に自信をつけた学生たちは、自ら進んで声掛けや施術を行えるようになっていきました。「お灸はヨモギから作られていて、血行を促進するんですよ」などと、学んだ知識を自分の言葉で懸命に説明する姿から、教室の学習だけでは見られない、著しい成長を感じました。
 来場者からの「楽になったよ。ありがとう」という温かい言葉は、学生たちにとって何よりの励みとなり、鍼灸師という仕事のやりがいを肌で感じる貴重な経験となったことでしょう。

子ども連れの来場者に丁寧に対応

 今回のイベント出展は、学生たちが知識を定着させ、実践的な技術とコミュニケーション能力を養う上で、大変有意義な機会となりました。この経験を通して、未来の鍼灸師としてさらに大きく飛躍してくれることを期待しています。ご協力いただきました関係者の皆様に、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

【東洋言語学院】「臨海小学校ドリームフェスティバル」に参加!―子どもたちに外国語のレッスンを行いました

ニュース

 10月4日(土)、東京都江戸川区立臨海小学校にて開催された「臨海小学校ドリームフェスティバル」に東洋言語学院の学生たちが参加し、外国語のレッスンを行いました。

小学生の皆さんに向け、言語レッスンを行いました!

 臨海小学校は、本校の学生の災害時の避難場所として、全学生のアプリに登録されている学校です。その臨海小学校が、地域と協力して小学校の教職員や保護者では提案できない活動や、新しい視点を子供たちに提供することを目的に企画したドリームフェスティバル。本校では毎年5月の地域のお祭り「新田フェスティバル」で言語教室を開催しており、そのブログの記事をご覧になった小学校の方からお声がけいただき、今回イベント初参加となりました。

 外国語は韓国、メキシコ、インド、アメリカ出身の学生の有志4人が集まり、英語・ヒンディー語・スペイン語・韓国語のレッスンを準備。小学生を中心としたイベントということで、話し方や内容にも工夫を凝らし、授業の合間に練習を重ねてきました。

 教室に入ってきた小学生は、触れたことのない言語を話すことに最初は緊張の面持ちでしたが、レッスンの終盤には、各言語での自己紹介もバッチリできるようになり、「すごい!」「完璧!」という声が飛び交いました。

どう伝えれば喜んでもらえるかを考えました
教科書にはない友達へのカジュアルな挨拶を紹介

 レッスンには60名以上の方々が参加。廊下で児童の皆さんが学生から教わったばかりの言語で挨拶を交わす様子も見られ、外国語に触れるきっかけを作ることができたことを大変嬉しく感じています。

小学生が楽しめるクイズも準備

 イベント当日、学生たちは「相手のことを考えて行動する」という姿勢を何度も実践しました。言語を教えるだけでなく、相手の年齢や理解度に合わせ、一人ひとりに寄り添いながら伝える工夫を重ねました。伝えようと努力すること、そして相手を理解しようと努力することを、このプログラムに参加した学生、小学生、保護者、全ての方々に体験してもらえたことと思います。

 温かく迎えてくださった臨海小学校の先生方、保護者の皆さまに心より感謝申し上げます。私たちは今後も引き続き、地域から信頼される学校を目指してまいります!

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