【北海道ハイテクノロジー専門学校】警察・消防・北海道開発局合同「雪害対応訓練」―救急救命士学科の学生が参加しました

【北海道ハイテクノロジー専門学校】警察・消防・北海道開発局合同「雪害対応訓練」―救急救命士学科の学生が参加しました

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 北海道夕張郡栗山町の南空知消防組合消防署からの正式依頼を受け、警察・消防・北海道開発局による三機関合同の「雪害対応訓練」に、北海道ハイテクノロジー専門学校 救急救命士学科の学生5名が模擬傷病者役として参加しました。本訓練は、冬季に発生する大規模な雪害への対応力向上と、関係機関の連携強化を目的とした実践的な取り組みです。

三機関合同訓練開始。救急救命士学科の学生たち(手前)が傷病者役で参加しました

実際の災害を想定した高度な訓練

 当日は、国道上での多重事故や吹きだまりによる車両の立ち往生、積雪約80センチの中での埋没傷病者の救助など、実際の災害現場を想定した状況が再現されました。警察による交通規制と現場統制、消防による車両破壊を伴う救助活動、救急隊によるトリアージや搬送判断が行われるなど、各機関が緊密に連携して対応する高度な訓練が展開されました。

積雪による埋没傷病者の救助訓練の様子
傷病者として車から運ばれ救助される想定の学生

現場で体感する「判断力」と「責任感」

 学生たちは模擬傷病者として救助活動に加わり、観察から声かけ、搬送に至るまでの一連の流れを体験しました。緊迫した状況下での活動を通して、指揮命令系統の重要性や、情報共有の精度が命に直結することを実感しました。教科書や校内実習だけでは得られない現場の空気に触れ、「判断力」や「責任感」を養う貴重な機会となりました。なお、本訓練は安全管理を徹底したうえで実施されています。

「救急救命士としての自覚を育む大きな一歩」

 救急救命士学科の担当教員は、今回の訓練参加の意義について「三機関が連携する本格的な訓練に参加できたことは、学生にとって非常に価値ある経験です。災害現場では技術だけでなく、冷静な判断力やチーム連携が求められます。今回の経験は、将来地域を支える救急救命士としての自覚と責任感を育む大きな一歩になったと感じています」と話しました。

消防隊と救急隊の連携による救助
学生たちは業界の方のチーム連携を目の前で実感

 本校は今後も地域社会と連携し、北海道の防災力向上に貢献するとともに、現場で即戦力として活躍できる救急救命士の育成に取り組んでまいります。

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【東京メディカル・スポーツ専門学校×獨協医科大学附属看護専門学校三郷校】チーム医療の実践力を養う多職種連携コラボ学習を実施

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 1月16日と19日の2日間、東京メディカル・スポーツ専門学校と獨協医科大学附属看護専門学校三郷校は埼玉県三郷市の同校で多職種連携をテーマとした合同学習(症例検討)を実施しました。本校理学療法学科Ⅰ部の学生と同校看護学科の学生を対象に、医療現場において不可欠なチーム医療の実践力を養うことを目的とし、同一症例をもとに職種の異なる学生同士が意見交換を行う形式で行われました。

合同学習では、活発な意見交換が行われました

 合同学習では、患者のADL(食事・着替え・トイレ・入浴・移動など日常生活動作)拡大や生活の質の向上を共通の目標に掲げ、理学療法士と看護師それぞれの専門的視点から症例を検討しました。理学療法学科の学生は、筋力や体幹機能、起居動作、移動動作といった身体機能面に着目し、将来的な自立を見据えたリハビリテーションの観点から意見を提示しました。一方、看護学科の学生は、体調変化や安全管理、生活リズム、24時間の生活状況、家族支援など、生活全体を支える視点から検討を行い、両者の専門的な視点の違いが明確に表れる学習となりました。

合同学習で得た学びをまとめました
びっしりとした書き込み。充実した意見交換だったことがうかがえます

 学生からは「同じ患者を見ていても、職種によって注目点や優先順位が大きく異なることを実感した」「ADLを動作だけでなく、生活環境や家族背景まで含めて考える必要性を学んだ」といった声が寄せられました。また、「看護師から得られる日常生活や体調変化に関する情報が、理学療法士のリハビリ内容や運動量の調整に直結することを理解できた」という感想もあり、多職種間での情報共有の重要性を具体的に認識する機会となりました。さらに、意見の違いから議論が難航する場面もありましたが、その過程を通じて「すり合わせること自体が連携である」「患者にとって最適な支援を考えるためには対話が欠かせない」といった学びにつながりました。将来の臨床現場を想定した「実習や就職後に他職種とどのように関わるかをイメージできた」という回答も多く、実践的な教育効果が確認されました。

合同学習の様子

 今回の合同学習は、学生が自職種の専門性を改めて認識するとともに、他職種の役割や価値への理解を深め、チーム医療の一員としての意識を高める貴重な機会となりました。今後も学園内の連携を活かし、多職種協働を実践的に学べる教育活動を継続してまいります。

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【東京メディカル・スポーツ専門学校】卒業生座談会を開催―サッカー関連競技の最前線で活躍するトレーナーが集結しました! 

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 2025年12月20日、東京メディカル・スポーツ専門学校では、トレーナーとして多方面で活躍する卒業生を招き、座談会を開催しました。当日は2009年度から2024年度の卒業生計23名が参加。JリーグやWEリーグ、大学・高校のチーム、フットサルなど、サッカー関連競技の最前線で活動する卒業生が一堂に会しました。10年以上のキャリアを持つベテランから、今年度就職したばかりの新卒者まで、世代を超えた多彩な顔ぶれとなりました。

現場で活躍する先輩たちの「本音」を熱心にメモする在校生

 座談会では、各分野の代表者に仕事内容や一日のスケジュール、やりがい、現場で直面する苦労、事前に身につけておくべき専門知識などについて語ってもらいました。チームごとの細かな違いや現場のリアルな内情まで話題に上り、活発な意見交換が行われました。さらに将来の展望についても、20代・30代・40代それぞれの視点から意見が共有され、世代を超えたキャリア形成への理解を深める貴重な機会となりました。

真剣な表情で語り合う卒業生
和やかなトークの場面も

 会場には在校生も聴講生として参加し、現場ならではの生の声や、成功体験の裏にある苦労といった貴重なエピソードに真剣な表情で耳を傾けていました。 参加した卒業生からは「志を同じくするコミュニティの中で、先輩・後輩のみならず先生方や在校生とも頼り合える関係性は非常に幸せなことだと感じました。ぜひ次回も参加したいです」との声が寄せられました。

様々なカテゴリーの卒業生から多様な意見が飛び出しました
座談会参加者全員で記念写真

 今回の座談会は、卒業生同士の交流促進と本校のネットワーク強化を目的に企画されましたが、参加者それぞれが悩みの解決や新たな気づきを得る場ともなりました。在校生からも次回の開催を望む声が上がるなど、双方にとって満足度の高い時間となったようです。

 今後は、ラグビーやアメリカンフットボールなど競技の枠をさらに広げ、種目ごとの特性の違いやケア・治療方法の共有を通じて、より専門性を深めた会へと発展させていく予定です。最後に、本イベントの開催にあたりご協力いただきました関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。

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【北海道ハイテクACアカデミー】菅原篤志選手が快走!―都道府県対抗男子駅伝の2区で2人を抜き、区間3位を記録しました

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 1月18日に広島市で開催された陸上の第31回全国都道府県対抗男子駅伝に、北海道ハイテクACアカデミー所属の菅原篤志選手(中学3年生)が北海道代表として出場しました。中学生区間の2区(3.0キロ)で2人を抜く快走を見せ、通算順位4位で3区の走者にたすきをつなぎました。区間3位の8分37秒と堂々たるタイムを記録しましたが、菅原選手は「順位はともかく、タイムには納得していません」と悔しさをにじませ、さらなる高みを目指しています。将来が楽しみな逸材です。

全国都道府県対抗男子駅伝で快走を見せる菅原選手

 同アカデミーは北海道ハイテクノロジー専門学校が運営する総合型地域スポーツクラブです。会員は約500人を数え、小中陸上チームは6年連続全国大会に出場。さらにタグラグビーも4年連続で全国大会に出場するなど実績をあげています。

 菅原選手は、北広島市在住。全日本中学校陸上競技選手権大会の予選を兼ねて開催される2025年度の全日本中学校通信陸上競技大会・北海道ブロックにおいて1500メートルと3000メートルで優勝するなど頭角を現しています。今回の駅伝は、初のロードレース挑戦となりました。

北海道代表チームのメンバー

 ただ、北海道では例年11月以降、積雪などの影響で屋外練習が難しくなります。1月開催の今回の駅伝は不利な環境下での調整となりました。練習が100メートル直線のみのインドアスタジアムに限られる中、菅原選手はスプリント技術の向上や体幹トレーニングを中心に、量より質を重視した練習に取り組み、大会前に行った千葉合宿などで着実にコンディションを高めていきました。

 そして、迎えた18日の駅伝本番。47都道府県から計329人が出場し、広島市平和記念公園前を発着点とする7区間・48キロのコースでレースが行われました。

レース前の菅原選手
頑張るぞ!

 北海道代表チームは、1区の高校生走者がトップ集団に食らいつく力走を見せ、菅原選手は6位でたすきを受けました。この日の菅原選手は、広島に帯同した同アカデミーの河内紀彦代表が「顔色が良く、ウォーミングアップでの動きも良好」と評したように万全の状態。トラック競技とは異なり、前を走るランナーとの距離感がつかみにくい状況の中でも、ぐんぐん加速し、焦ることなく自分のペースでレースを展開。6位で受け取ったたすきを、2つ順位を上げて4位で3区走者につなぎ、区間3位の好走を見せました。

 河内代表によりますと、菅原選手は他都府県代表チームの関係者から「走りの技術が高く、非常に有力な選手」「小柄だが、それを感じさせない。弾みを推進力に変える走りだ」などと高く評価され、大学関係者からは進路に関する声かけもあったそうです。

力強い走りで岡山の選手を抜くシーン

 残念ながら、北海道はその後、徐々に順位を落とし、28位(2時間21分26秒)という結果に終わりました。主力選手の欠場や不調の影響もあり、思うようにリズムをつかみきれなかったといいます。優勝は大会記録に並ぶ2時間16分55秒を記録した宮城で、福島が25秒差の2位、3位は兵庫でした。

 レース後、菅原選手は「個人としてもチームとしても悔しい結果になってしまいました」と振り返りました。チームとしての28位はともかく、区間3位となった自身の走りについても「4位の選手とは僅差で、1位の選手とは20秒以上の差があり、まだまだ全国のレベルは高いと感じた」と語り、飽くなき向上心がうかがえました。

 「青森の高校に行くので来年、北海道代表としてはこの駅伝に出られませんが、3年後、また北海道チームに戻ってリベンジしたい」。菅原選手は力強く誓っていました。

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【北海道エコ・動物自然専門学校】難関の災害救助犬認定試験に挑戦―ドッグトレーナーコースの学生と犬のコンビ6組が合格しました! 

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 昨年秋に実施された、一般社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)主催の災害救助犬認定試験において、本校から受験した総合ペット学科ドッグトレーナーコースの学生と犬のコンビ6組が見事合格しました。

災害救助犬認定試験に合格した学生と犬のコンビ

 災害救助犬は、 ①地震などによる家屋崩壊現場で被災者を捜索する「地震救助犬」 ②山での遭難や行方不明者を捜索する「山岳救助犬」 ③海や湖などで活動する「水難救助犬」の3種類に分類されます。このうちJKCでは①の地震救助犬の育成に取り組み、毎年、認定試験を実施。1996年に第1回目の試験が実施されて以降、これまでに累計960頭の災害救助犬が認定されました。現在、出動可能な認定犬は136頭となっています(2024年4月時点)。災害救助犬は、平時は飼い主のもとで生活し、災害発生時に自治体などからの要請を受けて被災地へ出動します。これまでにも、熊本地震や能登半島地震など、各地の災害現場で救助活動に携わってきました。

学生(ハンドラー)の横で、次の指示に集中する犬
試験会場には、実際の災害現場を想定した瓦礫が再現されています

 認定試験では、捜索能力と服従能力の両面が求められます。捜索能力では、倒壊した建物の瓦礫や土砂、流木などの障害物がある環境下で、生存者の反応を探知するための体力や持久力、臭気を読み取る能力が試されます。服従能力では、ハンドラー(救助犬に帯同する指導手)の指示に従い、前進や方向転換、捜索の継続、緊急時の退避行動などを正確に行えるかどうかが審査されます。

 この認定試験の合格率は決して高くなく、厳しい基準のもとで実施される試験として知られています。難関突破を目指し、本校では日頃の授業や訓練を通じて、学生と犬がペアとなり、災害救助犬に求められる基礎的な能力の習得に取り組んできました。その成果として、今年度の認定試験で6組が合格し、災害救助犬としての第一歩を踏み出すこととなりました。今後も本校では、災害時に人命救助の一翼を担う人材と犬の育成を目指し、継続的な教育と訓練を行ってまいります。

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美容分野2300人の頂点へ―第18回『ベルエポックコンテスト 2025』を開催しました!

ニュース

 11月11日(火)、滋慶学園およびその姉妹校で美容分野を学ぶ学生たちが、グランプリを目指して競う『ベルエポックコンテスト 2025』が、ベルエポック美容専門学校 第2校舎学生ホール(東京都渋谷区)にて開催されました。ベルエポックコンテストは、在学中に身につけた現場力を確認し、さらに高めていくために行われるコンテスト。2006年度より、その成果を業界の皆さまに確認いただく場として開催しています。

 出場校は、ベルエポック美容専門学校、東京ベルエポック美容専門学校、札幌ベルエポック美容専門学校、京都医健専門学校、福岡ベルエポック美容専門学校の5校。各校での厳しい予選を勝ち抜いて、韓国からの留学生と福岡校の高等課程で学ぶ2名の生徒を含む30名が出場しました。第18回目の開催となる今年度は『SYNSENSE=融合、新しい感性』をテーマに、トータルビューティ部門、ブライダルヘアメイク部門、ヘアスタイリスト部門、ヘアメイク部門の4部門でグランプリを目指して競いました。

ヘアメイク部門のモデルウォーキング

審査員は活躍中のプロフェッショナル
会場とオンラインで2500人が美の決戦を観戦

 競技に先立ち、午前10時から行われた開会式では、学校法人東京滋慶学園の中村道雄理事長が挨拶を行いました。「今日出場する皆さんは、予選を通過した素晴らしい選手の皆さんだと思います。このベルコンに学業の集大成として臨んでいると思います。どうか、実力を発揮して、素晴らしい実技、プレゼンテーションを見せていただけることを期待しています」とエールを送り、ベルエポックコンテストの競技がスタートしました。

審査員には、美容業界の最前線で活躍するプロフェッショナル11名が名を連ねました。会場には業界関係者、卒業生や保護者が訪れ、美容系6校の学校長や担任も間近で戦いを見守りました。また、競技の模様はリアルタイムで配信され、全国の美容系学生を含めて約2500名がオンラインで競技を観戦しました。

滋慶学園グループ 美容分野6校

【滋慶学園】

  • 東京ベルエポック美容専門学校
  • 札幌ベルエポック美容専門学校
  • 福岡ベルエポック美容専門学校

【東京滋慶学園】

  • ベルエポック美容専門学校(原宿)
  • 横浜ベルエポック美容専門学校(2025年度開校、今年度の出場はありません)

【滋慶コミュニケーションアート】

  • 京都医健専門学校
開会式で挨拶をする中村理事長
コンテストのメイン会場、学生ホール
会場はベルエポック美容専門学校 第2校舎
たくさんの花と誘導を担当したベルエポック美容専門学校の学生

作り上げた作品を選手全員がステージでプレゼンテーション

 今年度のテーマ『SYNSENSE=融合、新しい感性』と、各部門のテーマと課題に沿って、選手たちが競技に挑みました。技術力やデザイン力に加え、すべての部門でステージ上での作品プレゼンテーションを行い、その訴求力も審査されました。果たして、美容分野2300名の頂点に立つのはどの選手でしょうか。

 競技はトータルビューティ部門からスタートしました。黒のワンピースに身を包んだ5人の選手が、ベースメイクまでを終えたモデルと登壇。制限時間は25分という緊張感の中、ステージ上でメイクアップの実技審査が行われ、まさに現場力を発揮するコンテストです。

トータルビューティ部門 ステージ上での実技審査
トータルビューティ部門のプレゼンテーション

 続くブライダルヘアメイク部門は、4人の選手とともに4人の美しい新婦が登壇しました。ヘアメイクはもちろん、ドレスや着物に加え、ヘアピースや装飾に至るまで、細部にこだわって作り上げた花嫁に込めた想いを、プレゼンテーションしました。

ブライダルヘアメイク部門
ブライダルヘアメイク部門のプレゼンテーション

 続くヘアスタイリスト部門は、ステージ上で競技が行われました。選手がモデルとともに登壇し、司会のスタートの合図とともに一斉に競技がスタート。どの選手も練習の成果を発揮して、落ち着いた様子で迷いなくカットを進めていきます。余裕を持って終わる選手もいれば、制限時間ギリギリまで手直しをする選手もいましたが、全員が35分の制限時間内に作品を完成させました。

ヘアスタイリスト部門 ステージ上での実技審査
ヘアスタイリスト部門のプレゼンテーション

 そして最後を飾ったのは、ヘアメイク部門です。11名のモデルがステージ登場すると、次々とランウェイを颯爽とウォーキング。まるでショーのような華やかさに会場の観客からも歓声が上がりました。テーマの通り『新しい感性』が溢れる作品が並び、選手一人ひとりが作品に込めた思いをプレゼンテーション。審査員は頷きながら、その言葉一つひとつに耳を傾けていました。

ヘアメイク部門のショーのようなランウェイのウォーキング
ヘアメイク部門のプレゼンテーション

 どの部門も、プレゼンテーションが終わるとすべての選手、モデルに大きな拍手が送られました。

 審査結果を待つ間、ステージではこの日の開会式、閉会式と競技中の音楽を担当したDJNECOさんによるDJプレイが行われ、会場を盛り上げました。また、フォト作品の展示会場では、毎年恒例になっている東京ベルエポック製菓調理専門学校の学生がコーヒーやパン、スイーツの提供を行い、来場者に大好評でした。

音楽でコンテストを盛り上げたDJNECOさん
行列が途切れないほど好評だった学生が作るコーヒーとスイーツ

グランプリはベルエポック美容専門学校(原宿)が2冠 涙と笑顔の表彰式

 審査の後、表彰式が行われました。出場選手とモデルの全員が会場の座席に並び、照明が暗転。競技の順番で受賞者が発表されました。ドラムロールの音が鳴り響き、緊張の中「グランプリは…」と司会者が名前を読み上げると、会場には大きな歓声が響きわたりました。驚いて呆然とする選手、モデルと喜びを分かち合う選手、思わず顔を手で覆う選手など、反応はさまざまでしたが、ステージに登壇して審査員から表彰状を授与されると、どの選手の目にも涙が光っていました。

 グランプリは、トータルビューティ部門は福岡ベルエポック美容専門学校の鍬田さん、ブライダルヘアメイク部門は京都医健専門学校の西村さん、ヘアスタイリスト部門はベルエポック美容専門学校の川﨑さん、ヘアメイク部門は同じくベルエポック美容専門学校の渡辺さんが受賞、ベルエポック美容専門学校(原宿)が2冠となりました。また、SYNSENSEをテーマにした制作したフォト作品からこの日審査いただいた13名の審査員が選んだ受賞作品が発表されました。

 表彰状授与の後、各部門の審査員から講評があり、「感動しました」という感想とともに、特に「センス」と「カラーリングの技術」を高く評価していただきました。

 ヘアスタイリスト部門で準グランプリを受賞した京都医健専門学校 美容師科2年の古川さんは「とても嬉しいです」という喜びの言葉とともに「自分のやりたい美容の仕事をして毎日楽しく働きたいです」と卒業後の抱負を笑顔で語ってくれました。

受賞者発表の瞬間
審査員から賞状と副賞を授与
ヘアスタイリスト部門準グランプリを受賞した古川さん(右)とモデル

 授賞式に続き閉会式が行われ、学校法人東京滋慶学園の中村理事長が閉会の言葉を述べました。この日長時間審査にあたっていただいた審査員とあたたかい声援をいただいた来場者にお礼を述べたあと、「先ほど審査員の先生から、どなたがグランプリを獲ってもおかしくないくらい素晴らしかったというお話をいただき、その通りだと思いました。本当に感動しました」と選手のこれまでの準備と今日のパフォーマンスを労い、称えました。

競技の内容と結果、審査員講評

【トータルビューティ部門】

 5校の代表5名が出場。部門テーマは指定されたプロダクトを使用したSYNSENSEの提案。別室で事前カウンセリングからベースメイク行い、ステージ上で実技、プレゼンテーションを行いました。

グランプリ 鍬田さん(福岡)

「お客様のフレッシュで若々しい印象というテーマをもとに、お客様の顔のバランスを意識したメイク」と蒲田さん。フレッシュで若々しいということをカウンセリングで深掘りし、可愛らしい印象を持たせたいという要望に合わせて、涙袋を作ることやチークを楕円形に入れることで中顔面を短縮、「要望通りのかわいい印象にも繋がりました」とプレゼンテーション。

準グランプリ 片岡さん(京都)

片岡さんは「モデルさんの大人っぽいメイクという要望とテーマのSYNSENCEをあわせ、普段使いするには難しさを感じやすいグレーカラーとテーマであるイエローカラーを使用したクールメイク」を完成させました。

講評:ELCジャパン合同会社 M.A.C グローバルシニアアーティスト 池田 ハリス 留美子氏

「それぞれの方が素晴らしかったですし、本当に迷いました。その中でも、(グランプリ作品は)洗練と遊びのバランスが素晴らしく、モデルさんにピタッとフィットしており、バランスがよいところに感動しました。皆様が一つひとつの作品に謙虚に向きあっている姿を見て、私も学ぶことがありました。これからもセンスのいい技術と、パッションを忘れないで頑張っていってほしいと思います」

グランプリを受賞した鍬田さん(福岡)
準グランプリの片岡さん(京都医健)
講評をするELCジャパン合同会社 池田氏

【ブライダルヘアメイク部門】

 4名が出場したブライダルヘアメイク部門の課題は「披露宴の花嫁を想定したブライダルヘアメイク」です。ヘアとメイクの技術力に加え、ヘア、メイク、ヘアピース、装飾のトータルバランスといったデザイン力も競い、SYNSENSEをテーマにそれぞれの選手の思いを込めた花嫁像を作り上げました。

グランプリ 西村さん(京都医健)

「時を超えて受け継がれた美しさに未来の輝きを重ね、私が思う新たな日本の花嫁像を表現しました」と、西村さんは和装の花嫁さんを作り上げました。伝統的な白無垢と新日本髪で古来の美しさを、すき毛を使わず地毛で結った新日本髪にリメイクした髪飾り、メイクはスタイリッシュでモダンな色選びとツヤ感で過去と未来の融合を表現しました。

準グランプリ 菊池さん(東京)

「子供の頃の夢と大人のエレガントさを融合」させたブライダルヘアメイクを提案。「私がこの作品を通して一番伝えたいことは、夢を持ち続ける美しさです。小さい頃に憧れていたプリンセスは、今強く優しく美しく微笑んでいる。そんな永遠に色褪せない夢を形にしました」とプレゼンテーションしました。

講評:ヘアメイクアップアーティスト 田島沙耶果氏

「(学生の皆さんの)デザイン力と質感のコントロールが上手だと感じました。肌作りやハイライトの入れ方、そのモデルさんごとのチークやリップなどの色味がすごく上手に表現できていたと思います。ヘアメイクに関しては、何より大切なベースの作り込みが、表彰された方はすごく上手にできていました。これから長い美容人生を歩む中で、今日の経験、今日の挑戦を糧にしていただき、今後も美容業界を楽しんで進んでいっていただければと思います」

グランプリを受賞した西村さん(京都医健)
準グランプリの菊池さん(東京)
審査員のブライダルヘアメイクアップアーティスト 田島氏

【ヘアスタイリスト部門】

 ヘアスタイリスト部門は、福岡校の高等課程で学ぶ生徒1名を含む選手が出場、今年のテーマであるSYNSENSEに沿ってモデルを魅力的に変化させるカット、ヘアデザインでグランプリを競いました。

グランプリ 川﨑さん(原宿)

川﨑さんが融合させたのは「感謝と情熱」のふたつの想い。宮崎から上京し、不安や何もできないという苦しさで倒れてしまいそうになった時に「私のままでいい」という先生や家族の言葉から光をもらったそうです。「でも、もらうだけでなく、誰かの心を照らさなくちゃと思った」というその決意を、ピンク=感謝、パキッとしたピンク=情熱、この二つを融合して作った自分の色で表現しました。プレゼンテーションの最後には「この信念を持って日本一の美容師になります」と力強く宣言しました。

準グランプリ 古川さん(京都)

古川さんが作り上げたのは、20代の若者が、ロンドンやパリのストリートで周りの視線を集めるというスタイル。「バックをつぶした寝癖のようなスタイリングがポイントで、それに合わせた不揃いな毛先の質感を加えることで、自由でありのままの姿を表現しました」と古川さん。この作品に込めたメッセージは「ありのままの姿で自由に生きる。それこそが自分を一番輝かせてくれるということ」と語りました。

講評:SHIMAアートディレクター  奈良裕也氏

「僕はいつも美容スタッフ対象の様々なコンテストの審査員をしています。ベルエポックコンテストの審査員を初めてやらせてもらいましたが、学生のコンテストを見て、すごくレベルが高くてびっくりしました。特にカラーリングは現役美容師と変わらないくらいのテクニックで驚きました。その中で賞を獲られた方は、トータルでクオリティが高い作品が選ばれたと思います。今日受けた気持ち、初心を忘れずに、これから美容師として頑張ってください」

グランプリを受賞した川﨑さん(原宿)
準グランプリの古川さん(京都)
講評をするSHIMAアートディレクター 奈良氏

【ヘアメイク部門】

各校の代表2名と福岡の高等課程の生徒1名の11名が競ったヘアメイク部門。SYNSENSEのテーマに沿った作品は、ヘアメイクデザインも髪色も規定がないため、想像力、デザイン力とトータルのバランスが試される部門です。今年度も発想力豊かな作品が見られました。

グランプリ 渡辺さん(原宿)

「伝統芸能とポップ」の融合を表現した渡辺さんの作品。ヘアは歌舞伎と能を表現、ポップなグリーンを使用し、後頭部には般若の面という独創的なスタイルを「360度どこから見ても面白い作品になっています」と説明しました。白ベースに黒を使ったメイクや、角をイメージしたメイクパーツなど、「固定概念にとらわれず、新たな発見、そして挑戦を伝えたいと思いながら作り上げました」という言葉通り、その創造力あふれる作品は観客の注目を集めていました。

準グランプリ 菅野さん(札幌)

作品テーマは「INDIVIDUALITY(自分らしさ、個性)とMOVE(時代の変化や流れ」。「変化の早い時代の中で流されすぎず、自分らしさを大切にするという意味を込めてこの作品を作りました」と菅野さん。どんな時代でも自分を表現することを恐れないで欲しいというメッセージが作品に込められています。

講評:ヘアメイクアップアーティスト Taca Ozawa氏

「選手のみなさんの作品がそれぞれ面白くて、グランプリを決めなくてはいけないのが心苦しかったです。一番伝えたいことは、今日のこのコンテストとコンテストに出場しようと思った皆さん自身との融合だと思います。だから、ものすごく成長しているはずです。惜しくも賞を獲れなかった方たち、僕も経験があるのでわかります。しかし、後々そのつらい経験が素晴らしいアーティストになるきっかけに絶対になると思うで、このまま頑張ってほしいと思います。受賞したお二人はワオっとびっくりするくらいのヘアメイクで、楽しませていただきました」

グランプリを受賞した渡辺さん(原宿)
準グランプリの菅野さん(札幌)
講評をするヘアメイクアップアーティスト Taca Ozawa氏

【フォト部門】

 各校から選ばれたSYNSENSEをテーマにした制作したフォト作品36点から、この日来場した11名の審査員が選んだ11作品が賞を受賞しました。

  • 池田 ハリス 留美子賞   辻本さん(原宿)
  • 東 みなみ賞       西川さん(京都)
  • miyu賞         西川さん(京都)
  • 木村 淳一郎賞      金井さん(原宿)
  • 田島 沙耶果賞      嘉手川さん(原宿)
  • 山田 昌美賞       オさん(原宿)
  • アサダ マユコ賞      オさん(原宿)
  • 宮地 のりよし賞     宮下さん(東京)
  • 藤岡 幹也賞       坂本さん(札幌)
  • Taca Ozawa賞     藤井さん(原宿)
  • 奈良 裕也賞       小野さん(東京)
展示されたフォト作品
東 みなみ賞とmiyu賞を受賞した西川さんの作品『虚の花園』
山田 昌美賞とアサダ マユコ賞を受賞したオさんの作品『Aqua Duality』

 全部門のグランプリ、準グランプリ作品と、フォト部門の各賞とエントリー全36作品は、ベルエポックコンテストのウェブサイトでご覧いただけます。

ベルエポックコンテストのウェブサイト
https://beauty.belle.ac.jp/belleepoquecontest/

【北海道エコ・動物自然専門学校】全国トップレベルのドッグ競技会を見学―ドッグトレーナーコースの学生が関西研修旅行に参加しました!

ニュース

 北海道エコ・動物自然専門学校では、昨年12月12日~14日に総合ペット学科ドッグトレーナーコース1・2年生対象の研修旅行を実施しました。

JKCが主催する競技会を見学する学生たち

 初日は、大阪の天王寺動物園を見学しました。多くの動物や工夫を凝らした展示を間近で見ることができ、非常に学びの多い時間となりました。特に「鳥の楽園」では、自然に近い環境の中で生き生きと過ごす鳥たちの姿を間近で観察することができ、多種多様な鳥類が空を飛び交う迫力ある展示が強く印象に残りました。天王寺駅周辺ではクリスマスマーケットが開催されており、動物園見学後には食べ歩きなども楽しむことができました。

天王寺動物園で記念撮影
動物園での昼食の一コマ

 2日目は、滋賀県竜王町で開催されたJKC(ジャパンケネルクラブ)主催のアジリティー競技会(犬と人間が調和をとりながら障害をクリアする、犬の障害物競走)とIGP競技会(犬の訓練レベルと能力を競い合う国際的なスポーツ競技会)を見学しました。全国から多くの選手が集まる大規模な競技会で、学生たちにとって、トップレベルの競技を直接目にする貴重な経験となりました。特に、作業犬としての総合能力を競うIGPは初めて見る学生も多く、強い関心を示していました。追及訓練・服従訓練・防衛訓練の3種目で構成され、犬と人との関係性を国際基準で審査するとても難しい競技で、将来この競技に挑戦してみたいと感じた学生も多かったのではないかと思います。

初めて見る学生も多かったIGP競技会
競技会の会場。多くの人と犬が集まります

 3日目はフリー行動日。各自で計画を立て、大阪観光を満喫しました。

 今回の研修旅行では、初めて大規模な競技会を見学した学生も多く、今後の授業への意識を高めるとともに、自身の目標設定につながる、大変有意義な時間となりました。

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【東京メディカル・スポーツ専門学校×東洋言語学院】コラボ授業を実施―理学療法士科の学生が外国人留学生に身体機能チェックを行いました!

ニュース

 2025年11月26日(水)に東京メディカル・スポーツ専門学校と東洋言語学院のコラボレーション授業が実施されました。4回目となる今回は東京メディカル・スポーツ専門学校の理学療法士科の学生が主体となり、東洋言語学院の外国人学生を対象に、筋力測定や関節可動域測定、反射速度の評価といった身体機能チェックを実施し、その結果を踏まえて簡単な身体機能トレーニングを行いました。

コラボ授業に参加した学生たち

 授業は、評価内容の説明から計測、トレーニングのサポートまで、東京メディカル・スポーツ専門学校の学生が英語やジェスチャーを用いてコミュニケーションを取りながら進めました。身体機能チェックでは、普段の授業で身につけた専門的な技術を、どのように分かりやすく伝えるかが問われました。検査やトレーニング方法を丁寧に説明する必要があり、英語力に加えて、表現力やコミュニケーション能力が総合的に求められる授業となりました。

筋力測定の進め方を英語やジェスチャーで説明
関節可動域の測定

 言語の壁がある中でも、身体を一緒に動かすことで自然と会話が生まれ、双方に笑顔が見られる場面が何度も見られました。ボディランゲージを交えた交流を通して、学生の学習効果が一層高まる結果となりました。

 東京メディカル・スポーツ専門学校の学生に実施した事後アンケートでは、「自分から積極的にいろいろな方と話すことができました。もっとコミュニケーションが取れるようにTOEICを頑張りたいと思います」「コミュニケーションのツールとして、もっと英語を勉強したいと感じた日でした」「自分のマッサージで相手が喜んでくれたり、数値が上がっているのを見るとうれしかったです」といった感想が寄せられました。これらのコメントから、学生たちが交流を通じて「語学への意欲」や「多文化理解」の重要性を強く感じたことがうかがえます。

自己紹介タイム。お互いの距離がグッと縮まります
すっかり仲良くなって笑顔でピース

 今回の授業は、専門的技術の実践と国際交流を同時に体験できる、学生にとって大変貴重な機会となりました。今後も本取り組みを継続し、学生が多様な価値観に触れながら成長できるよう、両校での連携体制をさらに強化していきたいと考えています。

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【東京福祉専門学校】2025年度同窓会を開催―為末大さんによる講演を実施しました! 

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 11月8日(土)、東京福祉専門学校では全学科の卒業生を対象に2025年度同窓会を開催しました。当日は、約200名の卒業生が集い、盛大な会となりました。業界からの離職防止を目的としたプログラムも実施され、参加者からは「仕事へのモチベーションが向上した!」「今まで以上にもっと仕事を頑張ろうと思った!」といった前向きな声が多く寄せられました。

全学科の卒業生が集結。笑顔あふれる記念撮影

第1部 近況報告・講演会

 第1部では学科ごとに教室に集まり、近況報告や懇談を行いました。また特別講演として、オリンピックに3度出場し、400メートルハードルの日本記録保持者である為末大さんを講師にお招きしました。為末さんには「学び続け、成長することの大切さ」について熱く語っていただき、卒業生から「非常に勉強になった」「刺激を受けた」といった声が多く寄せられ、大変盛り上がりました。

学び続け、成長する大切さを語る為末さん
為末さんと一緒に撮った集合写真

第2部 懇親会で活発な交流

 第2部は東京ベイ舞浜ホテル ファーストリゾートに会場を移し、懇親会を催しました。当時の講師や担任との再会を喜ぶ声とともに、卒業学科や分野の枠を越えた卒業生同士の交流が活発に行われ、会場は終始、和やかな雰囲気の中で進行しました。懇親会の締めくくりには、卒業生と職員によるスピーチ。本校への感謝の想いや、今後の同窓会の発展への願いが語られ、会場は大きな感動に包まれました。

懐かしい話で盛り上がりました
久しぶりの再会に笑顔が広がった和やかな懇親会

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北海道恵庭市で「黄金ふれあいフェス」に参加―滋慶学園の学生たちが未来を担う多分野の職業体験を地域の方々に届けました!

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 10月13日(月)、北海道恵庭市の地域施設、黄金ふれあいセンターにて、子どもから高齢者まで幅広い世代を対象に救急救命士や美容師など多様な職業への理解を深めてもらうイベント「黄金ふれあいフェス」が開催されました。同センターと指定管理者のシダックス大新東ヒューマンサービス株式会社が主催し、学校法人滋慶学園の北海道ハイテクノロジー専門学校、北海道エコ・動物自然専門学校が共催、札幌ベルエポック美容専門学校が協力する産学連携プロジェクトで、本学園の学生たちも説明や体験補助などの運営に参加しました。午前10時から午後2時までの4時間で約500人が来場し、会場は大いに賑わいを見せました。

全プログラム終了後、学生と関係者で記念写真

 本フェスの目的は、専門学校での学習成果を地域に公開し、職業理解と交流の機会を提供することにあります。会場内ではホールを中心に、救急車見学と救急体験、ドローンサッカー、ドッグ関連のブースを配置し、会議室と和室ではヘアメイク、耳つぼと健康チェック、AI・プログラム、eスポーツ、ハンドマッサージ、ネイルの体験を展開。受付周辺ではクラフトコーラとリップクリームの製作・飲食コーナーを設けました。来場者は恵庭市内をはじめ、札幌市、江別市、千歳市、北広島市など、道内各地から足を運んでくださいました。

 午前9時半の朝礼を終えると、イベントがスタート。救急救命体験ブースでは、救急車の展示と模擬手技の2つを実施し、学生たちが車両装備の説明や、人形を用いた気管挿管などの処置のデモンストレーションを行いました。見学者は、器具の名称と用途を確認した後、消毒や手袋着用などの基本手順に従い、短時間で体験を行っていました。
 隣のブースではドローンサッカーを実施。ドローンサッカーは、サッカーボールに見立てたドローンボールを相手ゴールにくぐらせて得点を競うチームスポーツで、安全ネットで囲ったコートに小型機体を投入して操縦体験を行いました。体験は1人10分ごとの交代制とし、学生が離陸前点検、操縦切替、着陸後の回収・充電を担当しました。周囲に観戦エリアを設けることにより、順番待ちの可視化と安全確保を両立させました。

小型陸上ロボットを用い、障害物コースで
操作手順を確認(テクノロジー分野)
中学生以上を対象にしたヘアアレンジのコーナー(美容分野)

 3つの会議室のうち、会議室Aは中学生以上向けのヘアメイク体験コーナーとして使用。ミラー台や器具を整え、施術手順が分かりやすいように配置を工夫しました。会議室Bでは耳つぼと健康チェックを同時進行させ、所要時間や注意事項を掲示して回転率を上げました。会議室CではAI・プログラム体験とeスポーツのコーナーを併設。AI・陸上ロボットはセンサーとカメラを備えた小型機を使い、障害物コース走行やターゲット到達などの課題に取り組みました。eスポーツは家庭用ゲーム機を用い、即席の対戦会方式で操作体験を提供しました。和室にはハンドマッサージとネイルの体験ブースを設け、タオルや消毒液、使い捨て備品を置くなどして衛生面に配慮しました。

調理台で計量と盛付を行い、来場者に提供手順を
説明します(食品提供・接客)
人工芝区画で指導者が見守り、安全配慮の下で
ふれあいを実施(ドッグ関連)

 受付周辺のクラフトコーラとリップクリームの製作体験コーナーでは、計量、加熱、充填などの工程を見える化。飲食コーナーでは仕込みと配膳を分離し、温度管理と手袋着用を徹底してサービスを行い、300食超を提供しました。ドッグ関連の体験は人工芝エリアで行われ、担当者が周囲の人の流れを見ながら接触の距離と時間を調整しました。

 フェスの実施にあたっては、来場者が短時間で効率よく体験を楽しめるよう、各ブースの所要時間と動線を標準化し、10時半と12時半の整理券不要枠を設定するなど工夫を凝らしたことで、会場内の滞留緩和につなげることができました。また、安全確保のため、救急救命士学科の学生と元消防署員で救急救命士の国家資格を持つ職員が会場内を常時巡回し、予期せぬ事案にも迅速に対応できる体制を整えました。こうした取り組みが評価され、終会時には主催者などから「次回も実施したい」との意向が示されました。

 本プロジェクトは、専門教育の成果を地域に開示し、職業理解と地域交流を同時に進める実践の場となりました。学生は説明、案内、安全見守り、記録などの役割を分担し、来場者は短時間で複数分野の職業に触れる体験をすることができました。今回のブース間の回遊時間と体験時間のデータをもとに、ピーク時間帯の人員配置や待機表示の細分化、デジタル整理券の試験導入などを検討し、次回はさらに進化したフェスを実施したいと考えています。