【仙台地区5校】合同卒業式を挙行―550名の卒業生がデザイン、動物、音楽、食、医療の業界へ―

【仙台地区5校】合同卒業式を挙行―550名の卒業生がデザイン、動物、音楽、食、医療の業界へ―

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 仙台地区5校の卒業式が3月8日(金)、ホテルメトロポリタン仙台(宮城県仙台市青葉区)で行われ、2年~4年の学びを修了した550名が、デザイン、動物、音楽、食、医療などの業界へ巣立っていきました。

仙台地区5校合同卒業式

 この日、卒業式を行ったのは次の5校です。

  ・仙台デザイン&テクノロジー専門学校
  ・仙台ECO動物海洋専門学校
  ・仙台スクールオブミュージック&ダンス専門学校
  ・仙台農業テック&カフェ・パティシエ専門学校
  ・仙台医健・スポーツ専門学校

 最後の授業と位置付け、「礼」からはじまった卒業式には、晴れやかな袴やキリリとしたスーツに身を包んだ卒業生の凛とした姿がありました。式典では、5校の代表者に各校学校長から卒業証書の授与が行われました。また、皆勤賞・精勤賞をはじめ、優れた卒業制作、作品に贈られる滋慶教育科学研究所(JESC)奨励賞、学校長賞などの表彰が行われました。仙台デザイン&テクノロジー専門学校及び仙台農業テック&カフェ・パティシエ専門学校 熊谷久仁男学校長の式辞、学校法人滋慶学園 浮舟邦彦理事長から祝辞が贈られ、最後に卒業生を代表して仙台ECO動物海洋専門学校の國分珠月さんが感謝の言葉を述べました。

ホテルメトロポリタン仙台の卒業式会場
ゴスペルアンサンブルの先導による国歌斉唱で卒業式が始まった

卒業証書授与と専門士・高度専門士の称号付与

 各校の代表者1名ずつに、学校長から卒業証書が授与されました。仙台スクールオミュージック&ダンス専門学校 音楽コミュニケーション科の片子澤さん、仙台ECO動物海洋専門学校 エコ・コミュニケーション学科の阿部さんに濱田敏幸学校長から、仙台医健・スポーツ専門学校 視能訓練士科の澤山さんに宍戸周哉学校長から、仙台デザイン&テクノロジー専門学校 クリエーティブコミュニケーション科の藤原さん、仙台農業テック&カフェ・パティシエ専門学校 調理師科の宗前さんに熊谷久仁男学校長から、それぞれ卒業証書が授与されました。併せて、文部科学大臣から称号(専門士・高度専門士)付与の指定を受けている学科の卒業生には称号も付与されました。

仙台スクールオブミュージック&ダンス専門学校代表
片子澤さん
仙台ECO動物海洋専門学校代表
阿部さん
仙台医健・スポーツ専門学校代表
澤山さん
仙台デザイン&テクノロジー専門学校代表
藤原さん
仙台農業テック&カフェ・パティシエ専門学校代表
宗前さん

「社会の中での自分の役割を自覚した高い志のある人生を歩んで欲しいと願います」―熊谷学校長式辞

 卒業証書の授与に続き、5校を代表して仙台デザイン&テクノロジー専門学校及び仙台農業テック&カフェ・パティシエ専門学校の熊谷久仁男学校長が式辞を述べました。熊谷学校長は、コロナ禍を乗り越えての晴れの日を迎えた卒業生の努力と研鑽を讃えた後、少子高齢化の進行、情報化や経済のグローバル化といった社会的変化が加速度的に進展する変革の時代に新たな船出をする卒業生に、現在の日本と同じように変革の時代であった江戸時代の末期の思想家、教育者である吉田松陰の『志を立てて、以って万事の源となす』という言葉を紹介しました。「松蔭の意を汲んだ若者たちから、自分の出自、生まれや環境に甘んじることなく、明確な意思と志を持ち、その目標達成のためにいかなる努力もいとわない人間が世界に羽ばたいていきました。かつて、熱き志がある者が世界に羽ばたいた時代があったように、これから未来を作っていく皆さんには、自分の夢や希望をしっかりと持ち、その実現に努力するとともに、社会の中での自分の役割を自覚した高い志のある人生を歩んで欲しく願っております」と、将来の活躍に期待を込めて、熱い言葉を贈りました。

「プロは仕事を通して成長します。明日からの仕事、職場を大切に」―浮舟理事長祝辞

 浮舟邦彦理事長は卒業生に次のようにお祝いの言葉を贈りました。「卒業生の皆さんはプロのスペシャリストとしての基礎はできましたが、これからそのキャリアを開発し、プロとして成長していかなければなりません」と、卒業式は終わりではなく、始まりであると話しました。そして、「プロは仕事を通して成長していきます。明日からの仕事、職場が皆さんの大切な道場になります」と、仕事や職場、学び続けること、人間関係の大切さを伝え、祝辞の最後に「自信を持って、楽しく自分の道を歩んでいかれることを祈念いたします」と力強くエールを贈りました。

式辞を述べる熊谷久仁男学校長
祝辞を述べる浮舟邦彦理事長

皆勤賞、学校長賞、JESC奨励賞など各賞受賞者を表彰

 式典では各賞の表彰も行われました。2年制の学科は総授業時数1800時間、3年制の学科は2700時間、4年制の学科は3600時間の授業を、1度も休むことなく100%受講した学生に皆勤賞(19名)、98%以上を受講した学生に精勤賞(94名)、産学連携教育の企業プロジェクトに取り組み、その中から特に優れた活動に学校長賞(5名)、JESC奨励賞(5名)がそれぞれ贈られ、その発表とともに、各賞の代表者が登壇し表彰されました。

4年間3600時間の授業を皆勤した仙台医健・スポーツ専門学校の渡邊さん
皆勤賞、精勤賞を受賞した113名を表彰
学校長賞を受賞した仙台農業テック&カフェ・パティシエ専門学校の樋口さん
料理コンテストでの独創性が高く評価されJESC奨励賞を受賞した樋口さん
JESC奨励賞を受賞した仙台仙台デザイン&テクノロジー専門学校の高橋さん
高橋さんが制作したパッケージデザインは商品化が決定

 そして、骨髄移植推進キャンペーンミュージカル「明日への扉『Hospital Of Miacle』」仙台公演で病院内に笑顔を届ける“クラウンQ役”を演じた仙台スクールオブミュージック&ダンス専門学校の佐藤さんに、『明日への扉』2023年度全公演の中で、特に優れたパフォーマンスで感動に貢献した卒業生に贈られる「俳優賞」が贈られました。また、授業を通して社会貢献をした卒業生に贈られる総長賞は、地域の子どもたちと地域の人々の交流に貢献した「地域の輪をつなぐ~アート活動を通した取り組み」(仙台医健・スポーツ専門学校)と、地域活性化に貢献した取り組みである「南陽市の未来をつくるアートイベント企画」(仙台デザイン&テクノロジー専門学校)が、それぞれ受賞しました。

俳優賞を受賞した佐藤さん。卒業後はインストラクターに
ダンスを専攻しながらもクラウン役で歌や演技にも挑戦
総長賞を受賞した仙台デザイン&テクノロジー専門学校の加藤さん
同じく総長賞受賞の仙台医健・スポーツ専門学校チームとスクリーンに映る佐藤さんの作品

ミュージカル「Hospital Of Miracle」で社会貢献、募金を贈呈

 滋慶学園では社会貢献活動に積極的に取り組んでいます。その中でも1994年から続く社会貢献ミュージカル『明日への扉』、そして「明日への扉『Hospital Of Miracle』」は、累計26万人を超える方々にご覧いただき、骨髄移植にご理解とご支援をいただいています。2023年度の「明日への扉『Hospital Of Miracle』」仙台公演でも募金を呼びかけ、また東日本大震災復興支援として宮城県産の野菜を使った焼き菓子を会場で販売し、寄付をしています。募金は毎年、卒業式においてミュージカルに携わった学生から直接、各団体に贈呈しています。

 今年の卒業式では、公益財団法人日本骨髄バンクに、ダンス、ヴォーカルリーダーとして後輩指導も行った仙台スクールオブミュージック&ダンス専門学校の佐藤さんから、一般財団法人夏目雅子ひまわり基金 田中好子“いつもいっしょだよ”基金に、ダンス専攻ながら主役の一人を見事に演じきった木村さんから、それぞれ募金を贈呈しました。

日本骨髄バンクに募金を贈呈する佐藤さん
木村さんから夏目雅子ひまわり基金の丸尾様へ募金を贈呈

「誰かの人生に付加価値を見出すという夢を叶え、すべての方々に恩返しがしたい」―卒業生代表の謝辞

 卒業生代表は、高い倍率を突破して水族館に就職が決まり、ドルフィントレーナーになるという夢を叶えた仙台ECO動物海洋専門学校 エコ・コミュニケーション科の國分珠月さん。在学中に関わったすべての人への感謝を述べました。

 業界の先輩として向き合ってくれたという講師の先生の指導は、どんな教科書や参考資料よりも心に刺さる学びだったと言います。「この学びによって動物の人生を背負うというプロになる覚悟を改めて持つことができました」と振り返りました。教務の先生には「陰からの支えがあったからこそ、私達は充実した学生生活を送ることができたのです」と感謝の気持ちを述べました。そして、動物のことを真剣に考えているからこそ、お互いぶつかることも数多くあったというともに歩んだ友人たちには「それでも才能と個性あふれる仲間の存在は、いつも私に新たな価値観と刺激をもたらし、様々な場面で常に助けてくれました。一生ものの仲間に出会えたことを心から嬉しく思います」と出会いへの感謝を伝えました。そして動物たちへの感謝も。「なかなか通じ合えないからこそ、思いが伝わったときの喜びは大きく、心が繋がったときの嬉しさは言葉では表せないほどでした。あなたたち動物たちがいなければ、私達は仕事をすることができません。だからこそ、動物たちの存在を当たり前だと思わず、パートナーとして真摯に向き合っていきたいと思っています」と決意表明しました。最後に、14歳で大病をした國分さんは両親へ「私がいつ死んでもおかしくない状況の中でも、二人は毎日笑って面会に来てくれましたね。それでもつらさを見せない父と母の優しさは私に生きる希望を与えてくれました。あの出来事は私にとってどれほど命が大切か、親の存在がどれほど偉大かを大ほど痛感する出来事でもあり、だからこそ今は夢を叶えることで、父と母に、あのとき生きていてよかったと胸を張って言える。これからも頑張っていきます」と涙ながらに感謝の言葉を述べました。

 「この2年間で得た学びと経験は、壁を乗り越えるための糧となり、出会った人との時間は前に進むための活力になっていくと信じています。そしていつかトレーナーとして、誰かの人生に付加価値を見出すという夢を叶え、全ての方々に恩返しがしたいです」と力強く宣言しました。

卒業生を代表して謝辞を読む仙台ECO動物海洋専門学校の國分さん

🎶We Can Fly! 卒業生と在校生が最後のアンサンブル「翼をください」の演奏で卒業生を送りました

 式典の最後には、〈キーボード〉ミッキー吉野先生(教育顧問)、〈ドラムス〉トミー・スナイダー先生(教育顧問)、〈ベース〉渡辺敦子先生(東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校 学校長)、〈ギター〉クリス・ジャーガンセン先生(同 副校長)というスペシャルバンドとSSMゴスペルアンサンブルが「翼をください」を演奏し、卒業生に音楽でメッセージを贈りました。途中から、ゴスペルアンサンブルで活動した卒業生が席を立って演奏に加わり、最後の先輩後輩によるアンサンブルとなった歌声が響き渡ります。スクリーンには卒業生が書いた「ありがとう」のメッセージが次々に映し出され、迫力ある演奏とともに蘇る在学中の思い出に、感極まって涙を流す卒業生もいました。

 演奏終了と同時に「御卒業おめでとうございます」の文字がスクリーンに映し出され、会場は暖かい拍手に包まれました。大きな感動の中、2023年度の卒業式が閉式しました。

 式典後には卒業生一人ひとりに各担任から卒業証書が授与され、最後の保護者会も開催し、就職やデビューの状況をご報告いたしました。また4年振りに謝恩会が開かれ、卒業生たちは講師に感謝を伝えたり、担任やクラスメイトと写真を撮ったりと、別れを惜しみつつ、笑顔で学生最後の時間を過ごしました。

「翼をください」の演奏で卒業生を送り出しました
最後の保護者会で挨拶する浮舟理事長
一人ひとりに担任から卒業証書を授与しました
卒業証書を手に記念撮影する仙台医健・スポーツ専門学校 視能訓練士科の卒業生たち
お祝いにかけつけた先輩と記念写真を撮る卒業生
4年振りに開かれた謝恩会

各賞の紹介

【学校長賞】

▪️仙台デザイン&テクノロジー専門学校 クリエーティブコミュニケーション科 高橋さん
 数多くの企業プロジェクトに取り組み、ニッポンハムグループのプロジェクトでは考案した商品が全国で発売されました。

▪️仙台ECO動物海洋専門学校 エコ・コミュニケーション科 鈴木さん
 卒業研究でチームリーダーを務めました。卒業後は新設される動物園で飼育員として勤務予定。

▪️仙台スクールオブミュージック&ダンス専門学校 コミュニケーション科 草野さん
 ミュージカル、卒業進級展で全体統括を務めました。卒業後は、イベント設営・運営会社に勤務予定。

▪️仙台医健・スポーツ専門学校 柔道整復科 宮田さん
 野球部の主将として全国大会3位に貢献しました。卒業後は株式会社クラシオンに就職、柔道整復師として勤務予定。

▪️仙台農業テック&カフェ・パティシエ専門学校 調理師科 樋口さん
 料理コンテストで、独創的な考案が高く評価されました。集団給食業界最大手の日清医療食品株式会社に就職が決定。

【JESC奨励賞】 課題と取り組み

▪️仙台ECO動物海洋専門学校『河北町児童動物園展示場改善、改修プロジェクト』
 山形県にある河北町児童動物園の展示場改善・改修に取り組み、動物福祉を取り入れたキツネ舎を完成させました。

▪️仙台スクールオブミュージック&ダンス専門学校『東日本大震災復興支援 K-port 10th Anniversary Live プロジェクト』
 俳優の渡辺謙さんが作った気仙沼のカフェにてライブを制作。舞台、音響、照明、客席を1から作り上げました。

▪️仙台農業テック&カフェ・パティシエ専門学校『端材食材を活用したシャルキュトリーのアップサイクル商品開発プロジェクト』
 規格外で廃棄される食材などを活用した商品を考案。商品化された『Le debut de noel(ル・デビュー・ド・ノエル』は藤崎百貨店の冬ギフトとして販売され、完売しました。

▪️仙台医健・スポーツ専門学校『直接的な体験とICT教育のコラボレーションを目指して』
 子どもの遊びや体操などの活動に、ICTを活用した新たな実践方法を考案。これからの保育業界に求められる新たな保育教材を作り上げることができました。

▪️仙台デザイン&テクノロジー専門学校『ニッポンハムグループ 株式会社宝幸 スモークチーズの新しい形態とパッケージ提案プロジェクト』
 企業が抱える問題に対し、ブランドとターゲットの特性を踏まえた商品とパッケージデザインを考案。商品化が決定し、現在全国で販売されています。

【総長賞】 受賞チームと課題と取り組み

▪️仙台医健・スポーツ専門学校『地域の輪をつなぐ〜アート活動を通した取り組み〜』
 NPO法人ワンダーアートの活動に運営サポートとして参加し、地域の子どもたちがアート活動を通して地位域の人々と交流することに貢献しました。

▪️仙台デザイン&テクノロジー専門学校『南陽市の未来をつくるアートイベント』
 「南陽市を世界ブランドにする」というテーマのもと、イベントを盛り上げる企画やコンテンツを提案し、地域活性化に貢献することができました。

【東京メディカル・スポーツ専門学校】TMS×フランス エレガンス・スパ&ビューティーアカデミー―“東洋医療”を学ぶ

ニュース

 教育提携校であるフランスのエステの学校、ELEGANCE SPA & BEAUTY ACADEMIES(エレガンス・スパ&ビューティーアカデミー)の在校生21名が、2024年2月29日(木)~3月2日(土)の3日間、東京メディカル・スポーツ専門学校で東洋医療研修を受けました。

3日間の研修を終え修了書を持って集合写真

 学校法人滋慶学園とエレガンス・スパ&ビューティーアカデミーは、2006年2月に教育共同計画合意書に署名。それ以来、友好的で互いに有益なパートナーシップ関係を続けており、滋慶学園からは多くの学生が「海外エステ技術研修」を受けるために、同アカデミーを訪れています。

 今回の研修では、エレガンス・スパ&ビューティーアカデミーの在校生が、東洋医療の手技療法の一つである“指圧”の方法や東洋医学概論を学び、知識と理解を深めました。同アカデミーの研修生の皆さんは、東洋医療の難しい内容にも興味深そうにじっくり耳を傾け、メモを取りながら練習を繰り返し、疑問点があれば積極的に質問を繰り返していました。

はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師資格者の先生による授業
学生交流会の様子

 また学生交流会では、東京メディカル・スポーツ専門学校在校生がウェルカムボードを用意し、フランス語での自己紹介にも挑戦しました。日本の遊びである紙飛行機作りも体験し、チーム対抗で飛距離を対決。決勝戦では応援コールを掛け合うなど、両校の学生が入り混じって大変盛り上がりました。両校の学生同士がコミュニケーションを深めることができ、滋慶学園の教育理念の一つである国際教育を実践する絶好の機会となりました。

 修了式では、一人ひとりに修了証と学生交流会の集合写真をお渡しするとともに、東京メディカル・スポーツ専門学校の職員が作成した様々な折り紙や東洋医療に関わるグッズもプレゼントし、大変喜ばれました。3日間を振り返るエンドムービーでは、笑顔や歓声に包まれました。

1人ひとりに修了書をお渡しする様子
3日間の研修を振り返る動画を見ている様子

 東京メディカル・スポーツ専門学校では、2023年度の研修の総括を踏まえ、2024年度はより魅力的な研修を提案・実施し、末永く交流を深めてまいります。

【研修プログラムの概要】
・東洋医療講義(東洋医学概論・人体構造・指圧・整体・鍼・灸ほか)
・日本文化交流・在校生交流(紙飛行機体験・在校生とのコミュニケーションほか)
・研修オリエンテーションほか
・修了式・懇親会(修了証授与・研修振り返りほか)

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【札幌ベルエポック美容専門学校】SAPPORO COLLECTION 2024の運営に参加!

イベントサポート・出演 ニュース 企業プロジェクト・企業課題 現場実習・インターンシップ 産学連携

 2024年3月16日(土)、北海道最大級のファッションイベント「SAPPORO COLLECTION 2024 SPRING/SUMMER」が北海道立総合体育センター「北海きたえーる」(札幌)で開催され、札幌ベルエポック美容専門学校の学生たちが運営業務に携わりました。

SAPPORO COLLECTION 2024 SPRING/SUMMER

 毎年必ず多くの学生が参加している「SAPPORO COLLECTION」。今回も、今話題の有名人や、Z世代に熱烈な支持を受けている有名人が多数ランウェイに登場し、会場は大熱狂! 道内のみならず、全国的にも非常に注目度の高いファッションショーとなりました。

 当日は本校の学生がヘアメイクアシスタント、フィッター、アテンド、進行のセクションに分かれ、運営業務全般を担当。学生たちは開催準備のため、本番2日前から毎日現場入りし、朝から晩まで作業に追われていました。

朝礼の様子
朝礼の様子

 他校の学生も数多く現場入りする中、本校の学生は、日々の現場実習の成果を遺憾なく発揮していました。先回り行動、細やかな気遣いなど、現場担当者からお褒めの言葉を頂くほど目覚ましい活躍が見られる有意義な現場となりました。

進行チームの2人
ヘアメイクチーム

 またこの日は、この「SAPPORO COLLECTION 2024」の他、東京・渋谷ヒカリエで「Rakuten Fashion Week TOKYO」、札幌市内のショッピングモールではビューティフェスタなどが開催され、いずれにも本校の学生が参加し、各地で数多くの現場実習が展開されました。

 札幌ベルエポック美容専門学校では、今後も「SAPPORO COLLECTION」や「Rakuten Fashion Week TOKYO」といったイベントはもちろん、地域に根ざしたイベントにも積極的に参加し、在校生の現場力を向上し、そして在校生の中から全国的に活躍できる“ヘアメイクアーティスト”の育成を強化してまいります。

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Rakuten Fashion Week TOKYOでヘアメイクを担当しました!

イベントサポート・出演 ニュース 企業プロジェクト・企業課題 現場実習・インターンシップ 産学連携

 国内最大級のファッションの祭典「Rakuten Fashion Week TOKYO 2024 Autumn/Winter」が3月16日(土)、渋谷ヒカリエ(東京)で開催され、札幌ベルエポック美容専門学校、東京ベルエポック美容専門学校、福岡ベルエポック美容専門学校(以上、学校法人滋慶学園)、ベルエポック美容専門学校(学校法人東京滋慶学園)の4校の学生がヘアメイクとして参加しました。

 「Rakuten Fashion Week TOKYO」に、同じ「ベルエポック美容」の名前を冠する学校の学生がヘアメイクとして現場入りするのは、2023年・夏に開催された「Rakuten Fashion Week TOKYO 2024 Spring/Summer」に引き続き2回目です。

参加した学生とモデル


 今回、学生がヘアメイクを担当したのは、新進気鋭のデザイナーをサポートする「GLOBAL FASHION COLLECTIVE(GFC)」のファッションモデル。GFCはバンクーバー・ファッションウィークから派生し、世界中で存在感を確立しているクリエイティブなデザイナーの支援に特化したプラットフォームです。

 当日は、会場である渋谷ヒカリエに、札幌・東京・原宿・福岡の各地から学生が集まり、どこか懐かしい日本の要素がふんだんに盛り込まれたポップな衣装を纏った海外各地のモデルの方々に対し、コレクションならではのカラフルな仕上がりになるようヘアメイクを行いました。学生達は、普段の授業では体験できない世界規模の現場から漂う空気を感じながら緊張した面持ちで、それぞれの衣装の表現を引き立てるヘアメイクを施術。作品づくりに取り組む学生たちの眼差しはプロそのものでした。

看板の前で記念写真!
当日使用したコスメ

 これからも「GLOBAL FASHION COLLECTIVE」と提携し、日本を代表するファッションイベントのヘアメイクに参加していくことを通じて、次世代のトップヘアメイクアーティストの育成に力を入れていきます。

当日施術したモデルの皆さん
本番へ向けて準備中

【参加校】

札幌ベルエポック美容専門学校(札幌・学校法人滋慶学園)

東京ベルエポック美容専門学校(東京・学校法人滋慶学園)

福岡ベルエポック美容専門学校(福岡・学校法人滋慶学園)

ベルエポック美容専門学校(原宿・学校法人東京滋慶学園)

骨髄移植推進キャンペーンミュージカル『明日への扉』東京公演を上演!

ニュース 産学連携 社会貢献

骨髄移植推進キャンペーンミュージカル『明日への扉』の東京公演が、2024年1月26日と27日の2日間にわたり江戸川区総合文化センター(東京都江戸川区)で上演されました(主催:東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校、東京スクールオブミュージック専門学校渋谷、東京ダンス・俳優&舞台芸術専門学校、東京俳優・映画&放送専門学校)。

カーテンコールの拍手が鳴り止まない、感動いっぱいの公演

「生きることの素晴らしさを伝えたい」―先輩の想いを引き継ぎ30年のロングラン公演に

ミュージカル『明日への扉』は、骨髄バンクの窮状を知った大阪スクールオブミュージック専門学校(学校法人コミュニケーションアート)の学生達が「自分たちにできることはないのか」と考え、1994年に初演。コロナ禍の2020年度、2021年度は開催直前まで準備をしていたものの残念ながら中止となりましたが、昨年度(2022年度)より公演を再開。今年度は、先に開催された大阪公演を含めて6公演を行い、総公演回数は179回を数えるまでになり、本作にかける想いは後輩たちに受け継がれ、30年に渡るロングラン公演となっています。

『明日への扉』が上演された江戸川区総合文化センター
大ホール入口。高校生や日本語学校生らも鑑賞
夏目雅子さん、田中好子さんの写真と花が飾られたロビー
浮舟邦彦理事長も公演を鑑賞

「生きることのすばらしさを伝えたい」―その想いで、総勢645名の学生達がキャスト、制作、演奏などのすべてを担当、長い準備期間を経てこの日を迎えました。

開演に先立ち、『明日への扉』総合プロデューサーで大阪スクールオブミュージック高等専修学校 喜多静一郎学校長が、本作の歴史と開催趣旨を話しました。

本公演の準備は授業として行われています。一番大切なことは「生きることのすばらしさ」を伝える心構え。最初に、骨髄バンク関係者やドナーになられた方々から話を伺う機会を設け、骨髄バンクや白血病などの病気について自らも学びます。「このミュージカルの目的や、何のために1年間に及ぶ大変な準備をしていくのか、その大切なコンセプトをしっかり学び、マインドを鍛えます」と喜多学校長。出演者らは歌やダンス、演技のレッスンを、PAや照明、制作などのスタッフはぞれぞれの専門分野の技術や知識を学びながらミュージカルを制作していきます。

このような準備を経て迎えるこの骨髄移植推進キャンペーンミュージカル『明日への扉』は、多くの企業にご賛同、ご協賛いただいて公演を実施しています。喜多学校長が今年度協賛いただいた166社の企業をモニターで紹介すると、客席から大きな拍手が贈られました。

挨拶の最後に「ミュージカルの初演に関わった学生たちの言葉をひとつずつ紡いで作った歌です」と紹介された、30年変わらないオープニング曲・ゴスペルアンサンブルの歌『明日への君に』で、公演の幕が開きました。

挨拶をする喜多静一郎学校長
オープニングを飾ったゴスペルアンサンブル
学生によるエレクトリックバンドが全曲を演奏
コーラス、ドラムラインで出演した学生たち
お客様をロビーで迎える会場運営の学生スタッフ
仕込みから本番、搬出まで、音響、照明、映像も学生が担当

ミュージカルスターの夢を追う若者たちが仲間の病気を機に命、友情、自らの生き方と向き合う物語

物語は、ミュージカル『明日への扉』のオーディションの場面から始まります。主役を目指す主人公ゆかりにとって最大のライバル・遥(はるか)が、最終オーディションを前に慢性骨髄性白血病で倒れ、ゆかりをはじめ仲間たちの心が揺れはじめます…。HLA型が適合したゆかりは骨髄の提供に同意しますが、皮肉なことに骨髄採取の日が最終審査と重なってしまい―。
夢を追う若者たちの葛藤を通じて、生きることの素晴らしさを伝えました。

物語の始まり、オーディションシーン
夢に向かう若者たちのパワーみなぎるバンド演奏とダンス
白血病を患い倒れる遥。残された希望は骨髄移植
医師役がドナー登録や骨髄移植についてわかりやすく説明
遥の恋人•優二が仲間にドナー登録を呼びかけるが…
タップダンス、ラインダンス、HIPHOPなど、
多彩で迫力満点のダンスパフォーマンス
遥の心の葛藤が人間の傲慢さを裁くシーンと重なって展開
「命か夢か」ゆかりが葛藤するクライマックスシーン

学生代表と夏目雅子ひまわり基金 小達代表事務局長が骨髄バンクへの理解と募金を呼びかけ

終演後、学生スタッフの代表学生が登壇し、想いを伝えました。第178回公演(1月26日・夜)では、東京スクールオブミュージック専門学校 音楽テクノロジー科の奈須田さんが「31年前、先輩方の、一人でも多く救える命を救いたいという思いからミュージカル『明日への扉』がスタートしました。そして、多くの方のご賛同とご協力を賜り、私たちは今日のこの公演を迎えることができました。本当にありがとうございました」と、やり遂げたという感動の涙とともに挨拶をすると、客席から大きな拍手が沸き起こりました。そして「54万人以上の方が骨髄バンクにドナー登録されています。登録数が30万人を超えれば、殆どの白血病患者の方を救うことができると言われてきました。しかし、せっかくドナーが見つかっても断られてしまうケースや、検査や治療で高い費用がかかるため、経済的にもご本人やご家族を苦しめているのが現状です」と病気と闘う方々の窮状を訴えました。

つづいて、一般社団法人夏目雅子ひまわり基金 代表事務局長で、夏目雅子さんの実兄である小達一雄さんが登壇し、「妹・夏目雅子は1987年、急性骨髄性白血病でこの世を去りました。27歳でした。難しい病気に罹ってしまった時に医者に聞くことは一つでした。『助かりますか?』。残念ながら医者から言われたのは『無理』という言葉でした。諦めるしかありませんでした。しかし、この病気は時とともに治る病気に変わりました、ドナーに巡り会えれば。治る病気となっても、未だにドナーに巡り会えていないご家族、友人、関係者の方々が、北海道から沖縄まで、今この瞬間も走り回っています」と、骨髄バンク、ドナーへの家族としての切実な想いを伝え、学生とともに理解と協力を来場者に呼びかけました。

2回、3回とカーテンコールが続き、スタンディングオベーションや「お疲れ様」、「ありがとう」という温かい声援が贈られたエンディング。大きな感動の中、2023年度の全公演が無事に幕を下ろしました。

学生を代表して挨拶する、運営スタッフを務めた
東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校の奈須田さん
骨髄移植への理解を呼びかける
「夏目雅子ひまわり基金」の小達代表事務局長
カーテンコールとスタンディングオベーション
終演後、出演者と学生スタッフが募金を呼びかけ

会場でお預かりした募金は、一般社団法人夏目雅子ひまわり基金、公益社団法人日本骨髄バンクに、ミュージカルに携わった学生から直接、毎年の卒業式で寄付しています。

来年度(2024年度)も大阪と東京にて公演を予定。先輩から後輩へ思いが繋がれ31年、180回目の公演の幕が9月、大阪で上がります。

骨髄移植推進キャンペーンミュージカル『明日への扉』
2023年度 第177・178・179回 東京公演

【推薦】
 厚生労働省

【後援】
 一般社団法人夏目雅子ひまわり基金
 公益社団法人日本骨髄バンク
 江戸川区

【特別協賛】
 青山商事株式会社「洋服の青山」
 大塚製薬株式会社
 株式会社学生情報センター
 キヤノンITソリューションズ株式会社
 コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社
 株式会社サードウェーブ
 サントリーホールディングス株式会社
 株式会社ジェイ・エス・ビー
 株式会社長谷工システムズ
 株式会社ライオン事務器
 をはじめ、166社の協賛により上演されました。

【主催】
 東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校
 東京スクールオブミュージック専門学校渋谷
 東京ダンス・俳優&舞台芸術専門学校
 東京俳優・映画&放送専門学校

【協力】
 東京コミュニケーションアート専門学校
 TCA東京ECO動物海洋専門学校
 東京デザインテクノロジーセンター専門学校
 東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校
 東京ホテル・観光&ホスピタリティ専門学校

⚫︎『明日への扉』ウェブサイト 
 https://www.asuenotobira.jp

【北海道エコ・動物自然専門学校】『滋慶学園グループ トリミングコンテスト全国大会』で入賞

イベントサポート・出演 ニュース 企業プロジェクト・企業課題 産学連携

「滋慶学園グループ トリミングコンテスト全国大会」が2024年1月30日に、大阪・梅田スカイビルタワー ステラホールにて、イオンペット株式会社のご協力のもと、産学連携コンテストとして開催されました。このトリミングコンテストは、北海道、仙台、東京、名古屋、大阪、福岡の全6校の代表が大阪に集結し、トリミング技術No.1を競うもの。2年間、もしくは3年間、各学校で技術を磨いた若きトリマーたちがプライドをかけ、勉学の成果を発揮します。

見事を入賞を果たした北海道エコ・動物自然専門学校の2人

今大会では全国6校から各学校の予選を勝ち抜いた精鋭 代表学生18名が出場。コンテスト課題であるトイ・プードルのテディベア・カットに挑戦しました。北海道エコ・動物自然専門学校からは2年生2名の学生が代表として出場し、2人とも見事入賞を果たしました。

課題のテディベア・カットではプードルの骨格を意識しつつ、その犬の短所をカバーして長所を伸ばし、最大限に犬の可愛らしさや格好良さを表現します。またカットだけではなく、シャンプーやブローが忠実に行われていなければカットの表現も難しくなり、審査の減点対象にもなります。

コンテスト前のシャンプー。シャンプー・ブローが後のカットに影響してきます。
真剣な表情でカットを行う学生

本学の代表学生2人は、昨年12月に学内で行われたコンテストの予選を勝ち抜いて、全国大会の出場権を獲得。学生達は、緊張しながらも同級生からのメッセージ動画や、大阪に研修で来ていた1年生の応援を受け、これまで学んできた基本と個々の感性を十分に発揮した結果、2人とも入賞を手にすることができました。

ふわふわのテディベア・カットが完成!

審査員の先生方からは、「全体のバランスが良かった」「出場者の中で顔が一番かわいくカットできていた」「欠点をカバーしてカットできている」などのお褒めのコメントや、アドバイスとして「カット時の犬との距離や目線の取り方」「鋏(はさみ)の使用方法」などを教えていただきました。出場した学生2人は3年生への進級を目前に新たな改善点や目標を明確に出来た貴重な機会となりました。

学生達のコンテストのほか、イオンペットで活躍されている現役グルーマーのカットの実演も行われ、プロの技を間近で見学することができ、1年生にとってもいい刺激になったことでしょう。

入賞した2年生2人と研修に来ていた1年生で記念撮影

次年度以降も良い結果を残せるよう、学生達のサポートを最大限行っていきたいと思います。

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骨髄移植キャンペーンミュージカル 明日への扉 「Hospital Of Miracle」福岡公演を実施!

ニュース 社会貢献

「生きることのすばらしさ、命の尊さを伝えたい」という想いを込めた、骨髄移植推進キャンペーンミュージカル 明日への扉「Hospital Of Miracle(ホスピタル・オブ・ミラクル)」福岡公演が、2023年12月21日と22日に福岡市民会館大ホールで行われました。

歌とダンス・演技により躍動感溢れるステージで、観客を魅了

1994年に姉妹校の大阪スクールオブミュージック専門学校の学生たちが骨髄バンクへの理解を深めてもらうキャンペーンミュージカル「明日への扉」を上演。その志は後輩たちに引き継がれ、30年間続いています。ここ福岡で上演している「ホスピタル・オブ・ミラクル」は「明日への扉」の趣旨を受け継ぐ作品として誕生し、名古屋をはじめ全国の姉妹校で上演され、福岡では2015年より公演が行われています。

主人公の心を閉ざす少女

このミュージカルは、生きる希望を失った少女が、難病と闘いながら精一杯に明るく振るまっている少年、患者の心を癒すホスピタル・クラウンらとの出会いを通して、前向きに立ち直っていくというストーリー。学生たちが社会貢献を目的にそれぞれの力を結集して創りあげました。耳の不自由な方にも楽しんでもらえるよう、セリフを字幕でも表示したり、手話コーラスにも挑戦しています。

各校の学生達が、キャスト、音楽、照明、音響などの役目を担当し、すべての役目は学生のみが担っています。

公演に先立ち、佐久間教務部長が「このミュージカルはキャスト、バンド、照明、音響、企画制作、運営、映像…。すべての学生たちが一致団結して、授業の一環として取り組んできました。この半年間、先生の指導を受けながら練習を重ね、会場入りしました。プロジェクションマッピングも含め、機材のオペレートや舞台の転換は、すべて学生たちの手で行います。皆様からいただいた募金は、公益財団法人 日本骨髄バンクと一般財団法人 夏目雅子ひまわり基金に寄付しますが、今回も多くの企業にご理解とご協力をいただき、協賛を賜りました。心から御礼を申し上げます」と挨拶。続いて30年間歌い継がれてきた「明日への扉」のテーマソング「明日への君に」の、ゴスペルアンサンブルによるコーラスで舞台の幕が開けました。

挨拶をする佐久間教務部長
熱唱するゴスペルアンサンブル

生きる意味と命の尊さを考えはじめる少女
主人公は学校でのいじめや友人関係、家庭内の問題に悩み、絶望に打ちひしがれた少女。たどりついた病院で、さまざまな過去をもつ人たちと出会います。難病と闘っている少年、笑いを届けるホスピタル・クラウン、音楽活動に行き詰ったロックミュージシャン、失恋の悲しみに明け暮れる女性、そして元気な子供たち…。心を閉ざしていた少女は、少年と打ち解けるようにもなり、次第に生きていることの意味と命の尊さを考えはじめます。

いじめのシーンを表現するダンス
笑顔を届けるホスピタル・クラウン
病院に訪れたロックミュージシャン

「私でも誰かのために役に立つことってあるのかな」とつぶやく少女。学校では放送部にいたといいます。それを知ったクラウンは「凄い!いいこと思いついた!」と病院内ディクスジョッキーを提案するのです。病院長の許可を得て少女とミュージシャンの男性がディスクジョッキーをはじめました。お便りやリクエスト曲に患者たちは癒され、元気をもらっていきます。

日本の歌謡曲からポップス、アニメソングなどが披露され、会場の観客までも楽しませてくれます。少女の父親から、仕事に明け暮れ家庭を顧みなかったことを悔いて謝る手紙が届き、父の思いと苦労を知った少女は涙ぐみます。ここではサラリーマンのお父さん応援ソングで会場を盛り上げます。シリアスな社会問題を扱いながら、笑いを誘うシーンもたっぷり盛り込んだステージです。

放送部の経験を活かし病院内でディスクジョッキーをする主人公
笑いを誘ったサラリーマンのお父さん応援ソング

一人ひとりの善意で救われる命がある
明るく振る舞っている少年は実は白血病と闘っていました。病院の院長がスタッフとともに骨髄バンクの説明をする場面もあり、「非血縁者では適合する確率が数百から数万分の一といわれています。日本で骨髄移植を必要としている患者は約2000人。ドナー登録者数は現在54万人ですが、より多くの患者を救うためには一人でも多くのドナー登録が必要です」と、一人ひとりの善意で救われるかもしれない命があることを訴えます。

白血病の少年の心の叫びを訴えるシーン
ドナー登録の大切さを訴えます
心が通じ合い愛の歌で踊る少年と主人公の少女

ラストシーンは、一人で病気と闘うことを決め、何も言わずに転院した少年からの手紙の朗読です。少女の幸せと、少女が強く前向きに生きていくことを願う内容で、「元気になったら、また会おうね」と語りかけます。そしてテーマソング「星空のベッド」では、裏方のスタッフも含め全員が手話コーラスに挑戦し、フィナーレを迎えました。

♪すべてを持っていく 君の言葉も笑顔も優しさも 人生最後の一日を生きるように 限りある日々を生きたい…♪ 

心が温かくなるコーラスに、会場全体が感動の渦に包まれ、いつまでもスタンディングオベーションが続いていました。

裏方スタッフも含め全員での手話コーラス
終演後はスタンディングオベーション

終演後、出演者をはじめとした学生たちが「骨髄移植にご理解・ご協力をお願いします!」と訴え、会場のロビーで募金を呼びかけると、たちまち多くの善意が寄せられました。

骨髄移植推進キャンペーンミュージカル 明日への扉「Hospital 0f Miracle」福岡公演
後援、特別協賛・協賛をいただいた企業・団体、及びご来場いただいた皆様に深く御礼を申し上げます。

終演後ロビーにて募金を呼びかけました
夏目雅子ひまわり基金や骨髄移植のパネル

【主催】 
・滋慶学園COMグループ
・福岡スクールオブミュージック&ダンス専門学校
・福岡スクールオブミュージック高等専修学校
・福岡デザイン&テクノロジー専門学校
・福岡医健・スポーツ専門学校
・福岡ECO動物海洋専門学校
・福岡キャリナリー農業・食テクノロジー専門学校

【後援】 
・一般財団法人 夏目雅子ひまわり基金
・公益財団法人 日本骨髄バンク

福岡県/福岡市/福岡県教育委員会/福岡市教育委員会/公益財団法人 福岡市文化芸術振興財団/NHK福岡放送局/RKB毎日放送/FBS福岡放送/九州朝日放送/テレQ/TNCテレビ西日本/FM FUKUOKA/CROSS FM/LOVE FM

【特別協賛】
・青山商事株式会社「洋服の青山」
・大塚製薬株式会社
・株式会社学生情報センター
・キヤノンITソリューションズ株式会社
・コカ・コーラボトラーズジャパン株式会社
・株式会社サードウェーブ
・サントリーホールディングス株式会社
・株式会社ジェイ・エス・ビー
・株式会社長谷工システムズ
・株式会社ライオン事務器

【東京ウェディング・ホテル専門学校】沖縄県と就職支援協定を締結

ニュース 産学連携 産官学連携

東京ウェディング・ホテル専門学校が、2024年1月22日、沖縄の経済を支える人材の確保に向け、また「沖縄で働きたい」と考えている学生を支援するための『就職支援協定』を、沖縄県と締結しました。

就職支援協定書に署名する玉城デニー沖縄県知事と古島常務理事

この協定を締結することによって、沖縄県外の学校に通う県内出身学生が地元で働く「Uターン就職」や、沖縄に移住して就職することを希望する「Iターン就職」などを支援し、沖縄県内の就職率を高め、地域の経済の活性化にも繋げたいという狙いがあります。今回、首都圏の3大学と本学の計4校が締結しました。

締結式では、玉城デニー沖縄県知事より「ぜひ、今後とも各校の学生さんのこれからの進路決定の際には、沖縄がその進路の決定先になれるよう懸命に取り組んでまいりますので、なお一層ご理解ご協力ご支援をよろしくお願いします」とお言葉を述べられました。

就職支援協定書を交換する古島常務理事
協定を締結することで地域の活性化につながる期待も

この協定締結で、学生のインターンシップ参加時に、交通費などの費用負担が軽減されるなどにより、沖縄への興味を高める環境が整いました。早速、本校では、2024年2月26日から28日の2泊3日で沖縄のホテル・リゾートウェディング研修で、17名の学生たちが沖縄を訪問する予定です。

また、2024年3月の卒業生予定の2名が、沖縄へのIターン就職で内定をいただいています。

本校では今後、就職やインターンシップなどの面で、より一層、沖縄県との連携強化を図ってまいります。

締結式が行われた沖縄県庁

締結式の様子は地元メディアにも大きく紹介されました。

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ピエール・エルメ・パリ25周年の企業プロジェクトに8校合同で参加

イベントサポート・出演 ニュース 企業プロジェクト・企業課題 産学連携

高級パティスリー「ピエール・エルメ・パリ」は、1998年ホテルニューオータニ(東京)に世界第一号店としてオープンし、25周年を迎えます。これを記念するパーティーが2023年9月28日に開催され、滋慶学園の文化・教養系の8校による合同の企業プロジェクトとして、パーティーの運営のサポートをしました。

当日は1000名を超えるお客様が来場し、東京ホテル・観光&ホスピタリティ専門学校の学生たちが、お客様のご案内とサービスを行いました。

THLの学生がお客様へのご案内とサービスを担当

東京コミュニケーションアート専門学校の学生が招待状のデザインを担当。東京俳優・映画&放送専門学校と東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校の学生は会場を撮影し、若い世代を意識したショート動画を制作しました。

また、東京スクールオブミュージック専門学校渋谷、東京ダンス・俳優&舞台芸術専門学校の学生はゴスペルアンサンブルとダンスパフォーマンスを会場で披露。

パーティー当日に、お菓子のディスプレイづくりをサポートする学生たち

仙台農業テック&カフェ・パティシエ専門学校、福岡ホテル・観光&ウェディング専門学校(2024年4月より福岡ホテル・ウェディング&製菓調理専門学校)、東京ホテル・観光&ホスピタリティ専門学校の3校の学生たちは、パーティーの会場内に設置されるお菓子のディスプレイ作りのサポートを行いました。

各校の学生たちはそれぞれの専門分野でパーティーの開催を盛り上げました。

翌9月29日には“パティスリー界のピカソ”と称賛されるピエール・エルメ氏と、アジアへマカロンを広めた立役者リシャール・ルデュ名誉教育顧問を東京ホテル・観光&ホスピタリティ専門学校(THL)にお迎えし、「ワークショップ&パネルディスカッション」を実施。ワークショップではピエール・エルメ・パリのパティシエの方々と、THLをはじめとした姉妹校の学生と合同でアフターヌーンティーを創り上げました。

ピエール・エルメ・パリのパティシエの方から直接教えていただきました

パネルディスカッションではピエール・エルメ氏のもとに学生が集まり「好きな事を仕事にする素晴らしさ」や「これからの国際社会で活躍していくために」をテーマに話し合いました。

イベント終了後には、学生たちにたくさんのマカロンをプレゼントしていただき、それぞれがマカロンを楽しみながらピエール・エルメ氏との記念撮影などを行いました。

ピエール・エルメ氏とのディスカッションの様子

今後もまた、大きな企業プロジェクトを任せていただけるよう、学生達をサポートして参りたいと思います。

【東京コミュニケーションアート専門学校】江戸川区のご当地ナンバープレートに学生の作品が選ばれました!

産学連携 産官学連携 社会貢献

東京コミュニケーションアート専門学校(TCA)の、グラフィックデザイン専攻、インテリアデザイン専攻、コミックイラスト専攻の2年生が、江戸川区との産学連携プロジェクトとして、江戸川区らしさをイメージできるご当地ナンバープレートのデザインを行いました。江戸川区は、ご当地ナンバープレート導入にあたり、「江戸川区の特色を表現し、地域振興・観光振興に繋がるもの」をコンセプトとしたデザインを地元の学生や一般から募集。

集まった6,149作品の中から複数回に及ぶ選考と一般アンケート投票を行った結果、本校グラフィックデザイン専攻の竹内さんの作品である『煌(きら)めく夜空と靡(なび)く金魚』が見事、採用となりました。18,000以上の一般アンケート投票のうち6,819件という、全体の約36%を獲得しての受賞でした。

採用された竹内さんのナンバープレート『煌めく夜空と靡く金魚』

竹内さんは作品について、「選んでいただいたデザインは、金魚と花火をメインモチーフとし、『未来永劫と平和な暮らしへの願い』を込めて『青海波(せいがいは)』という和柄を使用しています。ぜひ多くの方にこのデザインをつけていただき、江戸川区を全国にPRしてほしいです」と話してくれました。

ナンバープレートのデザインをする竹内さん

このプロジェクトに参加した学生たちにとって、ナンバープレートのデザインをするにあたり、数々の条件や制限がある中で、思い悩む時間も多かったと思います。それだけに、とても有意義な時間と学びが得られたのではないでしょうか。

「走る広告塔」として、地域の風景や観光資源を図柄とすることより、地域の魅力を全国に発信することを目的にスタートしたご当地ナンバープレートの制度。江戸川区以外にも世田谷区、杉並区、江東区、葛飾区、板橋区、市川市、松戸市、船橋市など全国58の地域でスタートしています。

表彰式は2024年2月8日に江戸川区役所で予定されており、今後、国土交通省による審査や視認性等の確認を経て、2025年5月頃に交付が開始される予定です。実際に、街を走る学生の作品をぜひチェックしてみて下さい。

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