【東京メディカル・スポーツ専門学校、東洋言語学院】第2回 国際交流授業でユニバーサルスポーツを体験

【東京メディカル・スポーツ専門学校、東洋言語学院】第2回 国際交流授業でユニバーサルスポーツを体験

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東京メディカル・スポーツ専門学校(TMS)と東洋言語学院(TLS)は11月1日に、第2回目となるコラボレーション授業を実施しました。テーマは『誰でも楽しめる!ユニバーサルスポーツを体験しよう!』。TMS理学療法士科Ⅰ部(昼間部)の学生10名とTLSの学生18名の計28名がこの授業に参加し、互いの交流を深めました。

授業に参加したTMSとTLSの学生たち

この国際交流授業は、性別や国籍、運動経験の有無にかかわらず、誰でも楽しむことができるユニバーサルスポーツの体験授業として実施し、勝敗関係なく全員が「今日は楽しかった」と感じられることを目標に授業のプログラムを構成しました。

ボッチャを楽しむ学生たち

当日は、TMSとTLSの学生の混合チームをつくり、パラリンピックの種目の一つである“ボッチャ”や、フィンランド発祥のスポーツである“モルック”(木の棒を投げて数字が書かれた棒を倒して点を取るゲーム)などを体験。最初は互いに緊張していた学生たちも、スポーツを楽しむ中で自然と交流が生まれ、授業終盤には、皆が笑顔でプレーをしていました。

モルックのルールを説明をするTMSの学生と真剣に聞くTLSの学生たち

TMSの学生に行った授業後のアンケートでは「日本語をうまく噛み砕いて、ルールの説明を分かりやすく伝えることが出来た」「相手の国の文化をもっと理解してみたいと思いました」といった前向きな感想や、「いいプレーができたときにものすごく笑顔になってくれたのはとても嬉しかったです。ただ、自分から話しかけることができなかったのが悔しいです」という今後の課題も見つかりました。

最初は緊張した面持ちでしたが、最後は互いに楽しみました

TMS理学療法士科Ⅰ部(昼間部)では、今後も継続的にTMS×TLS国際交流授業を開催し、グローバルに活躍できる職業人の養成を目指して参ります。

同じチームとしてプレーを楽しみました

 

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【東洋言語学院】“一体感”をテーマに運動会を実施

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雲一つない晴天に恵まれた11月24日、東京都江戸川区の競技場で、コロナ禍を経て4年ぶりに、東洋言語学院の運動会を開催しました。今回の運動会のテーマとしたのは“一体感”。本学では、日本語教育の「個別最適化」を目指し、一人ひとりに合った学習環境を提供しています。運動会でも、一人ひとりが活躍し、結果として学校全体の“一体感”を作り上げるためのプログラムを用意しました。

初めての綱引きを楽しむ学生達

学生に向けた事前のアンケートで、普段からあまり運動をしていない学生が多いことが分かり、急な運動で怪我をしないよう、学生の体力や健康状態に合わせて様々な形で運動会に参加できる仕組みを作りました。青空の下、整備された素晴らしい陸上トラックを全力で走りたい学生、ゆっくり歩きたい学生、運動は苦手でも職員の日本語を通訳して全体に伝えてくれる学生、学生同士で作られたチームで初めて綱引きに参加する学生、勉強したばかりの日本語で大きな声で応援する学生もいれば、自分の国の言葉で応援する学生もいたりと、様々な形で運動会を楽しんでいました。

笑顔でラジオ体操をする学生達

この運動会で、「これだけは全員で参加しよう」と決めた種目は、日本人は誰でもできるのに、留学生はできる人が少ない『ラジオ体操』。事前に『ラジオ体操』の動画を共有し、学生達がそれぞれが自習をしてきた上で、運動会当日を迎えました。日本人教職員のミスのないラジオ体操に学生達は驚きながら、600人の学生と教職員が一堂にリズムに合わせて体を動かしました。

応援する学生たち

運動会当日の最高気温は25度に迫る11月末とは思えない晴天で、皆が大きな声を出して、思い思いに体を動かし、競技場は笑顔で溢れていました。目をつぶるといろいろな言語がスタジアムに響いていて、まるで国際大会のような雰囲気でした。教室だけが学びの場ではないことを、運動会での学生達の姿から改めて教えてもらいました。

やる気に満ち溢れた、リレーの第1走者
リレーで第1位のチーム。笑顔が溢れます

これからも、学生一人ひとりを大切にした日本語教育を通して、主体性・チームワーク・コミュニケーションという、現代を生きるために必要な能力を育んでいきたいと思います。

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【東京コミュニケーションアート専門学校】江戸川区内のお祭りで留学生が多言語対応のボランティアとして参加

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東京コミュニケーションアート専門学校(TCA)の留学生19名が、地域で行われたお祭りに多言語対応のボランティアスタッフとして参加しました。10月8日、5年ぶりに開催された江戸川区最大の催し「第46回江戸川区民まつり」(於 都立篠崎公園周辺)と、10月15日に4年ぶりの開催となった「第48回葛西まつり」(於 葛西区民館周辺)の2つのイベントで、多言語対応ボランティアとして放送や総合受付、インタビューを担当。計64万人が訪れたイベントに華を添えました。

江戸川区民まつりで笑顔で接客を行う留学生

このボランティアは、江戸川区より依頼をいただき、学内で募集。中国・台湾・韓国・香港・タイ・マレーシア・インドネシア・カナダ・フランスなど多国籍の留学生が、『ボランティアの経験をしてみたい!』と応募してくれました。コロナ禍の来日で、お祭りなど、日本の文化を経験していない学生も少なくなく、教職員も『是非、貴重な経験にしてほしい』との思いで、サポートに努めました。

江戸川区民まつりは、区内外から約55万人が来場する江戸川区最大のイベントです。2019年は台風接近の影響で中止を余儀なくされ、2020年以降は新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催を見送り、オンラインで実施されました。今年は天候にも恵まれ、5年ぶりに会場での開催となりました。当日は、留学生6名が総合窓口を担当しました。

江戸川区民まつりに多言語ボランティアとして総合受付を担当

マレーシア出身のアイシャさんは、「イベントに来た外国人が、日本語を話せる人が多いことに本当に驚きました。お祭りを本当に楽しんでいたので、いつか、他のイベントで再び通訳のボランティアをしたいと思いました」と話してくれました。

また、中国出身の伍さんは、「今回は日本に来て初めてのボランティア活動でした!貴重な機会をいただいて、すごく嬉しかったです。総合窓口で景品を渡す時、みんなの笑顔を見て幸せな気持ちになりました。とても楽しい時間を過ごせました!」と満足そうに話していました。

一方、江戸川区区民祭りの翌週に行われた葛西まつりは、開催場所がTCAから近いこともあり、13名の応募がありました。朝から大雨の予報で、屋外のステージパフォーマンスやパレードは中止となりましたが、地域住民の方々がこの日の為に準備してきた熱い思いが結集し、温かい雰囲気でお祭りはスタートしました。葛西まつりでは、13名の留学生ボランティアがそれぞれ、多言語窓口受付、場内多言語放送、イベント参加者のインタビューを担当しました。

葛西まつりでボランティアとして参加した留学生たち

留学生からは様々な感想を聞くことができました。

香港出身の傅さんは、「日本で初めてのボランティア活動で、初めて参加した祭りでした。以前はこのような祭りをアニメを見るだけで楽しんでいましたが、今回は自分で参加し、地域の住民や留学生と一緒に頑張ることができて本当に素晴らしい経験でした」と楽しそうに語ってくれました。

小さなお子様にも丁寧に対応

中国出身の全さんは、「金魚すくいをしている子供や、お祭りの参加者へのインタビューの担当もしました。少し緊張しましたが、良い経験になりました!」と満足した様子で話してくれました。

インドネシア出身のジェイソンさんは、「ボランティア活動に参加させていただき、学校以外の活動もこんなに楽しいんだ!と、初めて実感しました。色々な人と出会って精神的にリフレッシュすることができ、社会人として大切なコミュニケーションの力を試すチャレンジにもなりました。今回の活動で得た貴重な経験は、自分のステップアップとして今後の就活に役立てることができるのではないでしょうか」と話してくれました。

インタビューを行う学生

今回の経験を通じて、留学生のためにも、校外活動への参加の機会を戦略的に創出していく重要性を感じました。今後もこのような地域貢献活動の機会を通じて、地域の方とのふれあいを大切にしながら、留学生たちの今後の成長に繋げていきたいと思います。

 

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【東京ベルエポック製菓調理専門学校】教職員向けの応急手当講習会を実施

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東京ベルエポック製菓調理専門学校は、11月7日に教職員を対象とした、応急手当講習会を行いました。

校内外で、製菓実習・調理実習で刃物や火を使うことが多く、怪我や火傷をした学生に、適切な処置と迅速な対応が行えるよう、慶生会クリニックの安井逸郎院長にお越しいただき、ご講話いただきました。

慶生会クリニックの安井院長による講習会

講話内容は、応急手当を行う上の基本的な心構えと注意事項、製菓調理学校での発生が多い切り傷や火傷、夏の猛暑による熱中症への対処方法、さらにAEDの使用方法など、各症例ごとにお話しいただきました。

講話を通して、緊急時や応急処置が必要な際に、全教職員が落ち着いて、かつ協力して対処していくためには、共通の認識を持つことが大切だと感じました。

さまざまな症例ごとに詳しく対処方法をご説明くださいました

学生の安全な学生生活をサポートするのはもちろんのこと、保護者や地域、高等学校や産業界からの信頼を得続けていくためにも、今後もこのような講習会を定期的に実施し、全教職員の意識や知識を向上し続けていきたいと思います。

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【東京ベルエポック製菓調理専門学校】『りんご狩りの食材研修』と『業界コラボ特別実習』を実施~収穫からデザート作成までを学びました

ニュース 企業プロジェクト・企業課題 現場実習・インターンシップ 産学連携

東京ベルエポック製菓調理専門学校では、今年4月に入学したパティシエ科の1年生を対象に、9月29日、関東最大のりんごの産地“群馬県沼田市”で、りんご狩りの食材研修を行いました。

りんごを目の前にして笑顔の学生たち

ホテルオークラ東京ベイの加藤高康シェフにも同行いただき、当日は東京から約2時間半バスに揺られながら、群馬県沼田市のりんご農園を目指しました。到着後、大きなお椀に盛られたうどんとそばの昼食で、腹ごしらえを終えた後、農園へと向かいました。

農園に入ると、真っ赤に染まったりんごが実り、晴れやかな快晴と共に、とても美しい光景が学生たちを出迎えてくれました。今年の4月に温暖な気候と急な冷え込みが重なったことにより、深刻な凍霜害(とうそうがい)が発生しましたが、農家の方々の知恵や知識をもとに対策を講じたため、被害を最小限に抑えることができたとのお話も伺うことができました。

自分の収穫したリンゴを見つめる学生たち

実際に収穫し、お話を伺うことで、食材のルーツを知り、私たちの手元に届くまでには農家の方々の限りない努力があるということを、身をもって学ぶことができました。学生自らりんごを収穫し、品種によっての香りや食感の違いをたっぷり味わい、学校へと帰路につきました。

収穫したりんごを使ってアップルパイを制作

後日、収穫したりんごを使って、ホテルオークラ東京ベイの加藤シェフにお越しいただき、『業界コラボ特別実習』として“アップルパイ”をつくりました。自分たちで収穫した思い入れのあるりんごを使って行う実習は、普段の実習と比べ学生たちから溢れる笑顔も多く、とても貴重な経験になりました。

加藤シェフから直接指導をうけられる特別実習
完成したアップルパイ

今回の研修と実習を通じて、魅せるデザートの盛り付け方や技術、お客様が目と舌で楽しむことができるホテルのデザートについて深く学ぶだけではなく、食材についての理解を深めることができました。この経験を大切に、今後も学んでいってほしいと思います。

 

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【東京ホテル・観光&ホスピタリティ専門学校】江戸川区の『政策提案プレゼンテーション』で「ふるさとウエディング」を提案

ニュース 産学連携 産官学連携

東京ホテル・観光&ホスピタリティ専門学校の『ブライダルプランナーコース』の2年生が、東京都江戸川区主催の『政策提案プレゼンテーション』に参加しました。同イベントは区民の声を直接聞いて、今後の区政の参考にするという目的で、今年8月に2日間にわたり行われました。
学生たちは、“地域の魅力を活かした結婚式の提案”をテーマに、プラン「ふるさとウエディング~川と桜の風景~」についてプレゼンテーションを行いました。

プレゼンテーションを行う学生達

本学の『ブライダルプランナーコース』ではこれまで、世界的ウェディングドレスデザイナーの桂由美名誉学校長が創り上げてこられたブライダル文化の継承と、これからのビジョンの共有として「ふるさとウェディング」を学んできました。地域の魅力を活かした挙式スタイルを創り上げ、日本各地の地域創生を目的とし、結婚するカップルだけでなく、参列された方々やその結婚式に関わった地元・地域の方々みんなを幸せにするのが「ふるさとウェディング」です。

今回はその「ふるさとウェディング」の学びの集大成として、江戸川区役所で“地域の魅力を活かした結婚式の提案”をテーマに、『千本桜計画で知られる江戸川区の新川にかかる桜橋を舞台とした、伝統と革新が感じられる人前式』を提案。春の穏やかな風景をイメージし、道行く人も幸せな気分になれるようなプランとなっています。

プラン『ふるさとウェディング~川と桜の風景』

当日プレゼンテーションを行った学生はそれぞれ、「地元の魅力を生かした結婚式のプランニングは、魅力の再発見とふるさとへの愛着を深めることにつながると感じた」、「『ふるさとウェディング』を通して、江戸川区小岩で育った桂由美名誉学校長のふるさとを詳しく知ることができ、区の特色を取り入れた結婚式を考えられて楽しかった。このプランを実現できるように学び続けていきたい」と話していました。

多くの方が注目する中でプレゼンテーションを行った2人

これからも、学生達が創造力、企画力、プレゼンテーション力を身に着け、お客様の感動をつくり上げることができる業界人となれるよう、サポートして参りたいと思います。

 

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【東京メディカル・スポーツ専門学校】卒後教育プログラム『エクステンション講座Plus』を実施しました。

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東京メディカル・スポーツ専門学校(以下、TMS)は、卒後教育プログラムの一環として、実力アップセミナー『エクステンション講座Plus!』を2021年度より実施しています。

卒業後、スポーツや医療の現場で多くの経験を積む中、治療法や対処法などの壁にぶつかっているという声が多く聞こえていました。今年度もこれまで7月と9月に開催し、多くの卒業生から好評をいただいています。開催初年度の2021年はコロナ禍ということもあり、動画の配信となりましたが、2022年度からは、動画配信に加えて、対面での実力アップセミナーも併せて開催しています。このセミナーの開講や、配信される動画が卒業生にとって、大きな壁を乗り越えるきっかけとなっています。

妻木名誉学校長の講義の様子

2023年7月2日に行われた『エクステンション講座Plus』では、講師に妻木充法TMS名誉学校長(医学博士・鍼灸師・アスレティックトレーナーマスター・サッカー日本代表初代チーフトレーナー)をお迎えし、「スポーツ選手の治療 徒手と鍼で治す③ 膝関節の痛み」と題して、講座が行われました。

妻木名誉学校長の施術の様子

この『エクステンション講座Plus!』は妻木先生の知識・技術・人となりを後世に残すことを目的に始まりました。「スポーツ選手の治療 徒手と鍼で治す」シリーズも今回で3回目。抽選で選ばれた10名の卒業生が参加しました。参加した卒業生にとって、妻木名誉学校長の実際の施術を間近で見ることができる貴重な機会となりました。

2023年9月17日『エクステンション講座Plus』では、講師に国立スポーツ科学センター・FC東京・TMS理学療法士科・東洋大学ラグビー部などで活躍されている理学療法士でアスレティックトレーナーの富永賢氏をお迎えし、「治療の考え方と実際の方法 概論 〜理学療法士の視点から〜」と題して講座が開かれました。

富永トレーナーより実際に指導を受ける卒業生

小児から高齢者までの全ての年齢層のために日常生活が送れるようにするリハビリテーション、そして、アスリートの競技復帰に向けてパフォーマンス向上を目的とした、アスレティックリハビリテーションについての考え方や方法を教えてくださいました。身体の動きに精通した知識と技術を習得するため、抽選で選ばれた10名の卒業生が参加しました。卒業生にとって、実際の現場で活躍するトレーナーから直接の指導を受けることができ、とても充実した機会となったことでしょう。

講座終了後富永トレーナーと共に写真撮影

今年度は全5回の実力アップセミナーを企画しております。これからも、卒後教育プログラムを通じて、よりレベルの高いスポーツトレーナー業務へのステップアップを図り、高みを目指して切磋琢磨する卒業生同士の繋がりを作っていきたいと思います。卒業生がスポーツ現場で末長く活躍できるように、本校ではこのプログラムを継続的に開催してまいります。

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【北海道エコ・動物自然専門学校】嘱託警察犬審査会で5頭が合格!学生4人と教員1人が警察犬指導手に任命!

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北海道警察本部による嘱託警察犬の審査会が行われ、北海道エコ・動頭物自然専門学校からドッグトレーナー専攻の学生8名と教員1名、11頭の犬が審査会に参加。審査の結果、本校からは5頭の犬が嘱託警察犬に合格、同時に学生4人と教員1人が警察犬指導手(民間の訓練士)に任命されました。学生の指導手は北海道では初めての快挙です!

足跡追及審査の様子 (小西&きなこペア)

嘱託警察犬とは、民間の人が飼育・訓練をする警察犬のこと。審査会は年に1回開催され、合格すると1年間警察犬として嘱託されます。警察犬として継続して活動するためには毎年審査会に参加し、合格することが求められます。

嘱託警察犬の試験内容は足跡追及と臭気選別の2科目あります。足跡追及は追跡・捜索対象者の移動した経路をたどる能力で、警察犬に必要な能力の一つです。例えば強盗事件が発生時に、どちらに逃げていったかを示唆するなどの捜査の手助けをしたり、行方不明者の捜索時に必要となります。審査会ではおよそ100歩のコースを正確に追及することができるかを審査します。

審査中の三戸&ポムペア

一方、臭気選別は、においを手がかりに、同じにおいが付いた物や追跡・捜索対象者を探し出す能力。事件現場等にある遺留品が犯人の匂いとが一致するかを犬に判断させるもの。現在は実際の捜査に使用されることはありませんが、警察犬の能力向上のためにも訓練は続けられています。

審査では、まず仮の容疑者の臭いのついた布片を犬に嗅がせます。さらにスタート位置から約10メートル先に設けた選別台に容疑者と同じ臭いを付けたものと、容疑者とは違う臭いを付けたものを置き、容疑者の臭いのするものを持って来させることでクリアとなります。4回中3回クリアすることが合格の条件です。

緊張も楽しみながら参加した審査会

本校の受験犬は足跡追及の受験組と、臭気選別の受験組がいました。学生たちは1年前から審査会を目標に、パートナー犬となった生後3、4か月(当時)の犬との初挑戦に臨んだり、去年不合格だった学校犬でリベンジを果たすなど、それぞれのペアが毎日のように訓練を行っていました。

足跡追及のトレーニングは楽しく走り回ると言った派手さはなく、毎日地道にやり続けるもので、学生たちは朝早くから学校横の公園でペアとなる犬とトレーニングしたり、空き時間に何人かで協力してトレーニングしたりと、審査会に向けてコツコツと努力をしていました。

緊張しながら審査に挑みました (和田&大福ペア)

審査会当日は慣れない場所で、他の受験犬や警察官の姿などに学生も犬も緊張した様子でした。審査会が始まると、学生の緊張はピークに達しながらも練習通りにできたペアもいれば、できなかったペアがいたりと様々でした。改めて審査会の難しさを実感しつつ、審査後はとても充実した様子でした。

合格したペアもそうでないペアも、今回の審査会を糧に、今後に活かしてほしいと思います。

審査会に合格した5頭の嘱託警察犬と学生4名と教員

 

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【北海道エコ・動物自然専門学校】北海道・恵庭市総合防災訓練にペット同伴で参加

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北海道恵庭市の総合防災訓練が行われ、北海道エコ・動物自然専門学校のドッグトレーナーを目指す学生たちが、ペット同伴者の避難受け入れを想定した検証を行うため、犬と共に参加をしました。

犬たちもリラックスをして過ごせる避難スペース

現在日本では、15歳以下の子どもの数よりも多く、犬や猫などのペットが飼育されており、災害発生時に、住民の中には、ペットを連れて避難する方が必ず一定の割合で含まれています。東日本大震災の経験より、環境省では、ペットを飼養している人が災害時に避難するときは、飼い主の自己責任の下でペットを連れて避難する「同行避難」を推奨しています。こうした流れを受けて、恵庭市でもペット「同行避難」の受け入れをすすめるべく検証を行うこととなりました。

「同行避難」の検証には、恵庭市役所の総務部、こども未来部、教育部の方々、本校からは学生4名と犬5匹、教員2名が参加。恵庭市長をはじめ、市の職員の方々と意見交換をしながら、実際に震災が起きたことを想定し、電気・ガス・水道が使用できない状況でペット「同行避難」 の検証を実施しました。

4名の学生と5匹の犬、2名の教員が参加
パーテーションで仕切られており快適なスペース

はじめに段ボールの簡易ベッドを組み立て、段ボールでパーテーションを作り、犬も人もストレスが掛からないようスペースを確保し、実際に犬と共に避難スペースで過ごしました。思いのほか段ボールベッドは快適で、犬たちもリラックスしている様子でした。真っ暗闇の中でも、終始落ち着いて過ごすことができました。

暗い中でもペットも学生も落ち着いて過ごせました
簡易ベッドやパーテーションは、一から組み立てました

 

今回のペット「同行避難」の検証を終え、実際に懸念されることや、自分たちが感じたこと、改めて災害への備えの大切さなど気づきの多い体験となりました。
今後も地域の方々のために様々なことに協力するとともに、いざという時に自分たちやペットの命を守るためにも、できることから対応していきたいと思います。

 

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【北海道ハイテクノロジー専門学校】在校生の迅速な救護処置に消防署より感謝されました

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北海道ハイテクノロジー専門学校の在校生が今夏、日本ハムの本拠地・エスコンフィールドで、人が倒れているところに遭遇。救急隊が到着するまでの間に迅速な処置をしました。この対応が評価され、この地域を管轄する北広島消防署より「とても素晴らしい対応でした」と、学校に感謝の連絡をいただきました。

救急処置を行った石川さん

処置をしたこの学生は救急救命士学科2年生の石川さん。エスコンフィールドで日本ハム対オリックス戦を観戦していた際、年配男性が鼻から出血しているところに遭遇。顔色も変色しており、現場にいたスタッフから状況を説明してもらうと、段差で足を挫き横転したとのことでした。

石川さんはすぐに止血し、外傷の傷病者に対する処置を開始。顔面からの転倒だったため刺激を与えないよう頭部を保持し、問診をしながら他に出血部位や身体の変形変色がないか、観察しました。その後、医師と救急隊が現場に到着。石川さんはそれまでに得た情報と状況、処置内容、容態を説明しました。

今回は傷病者本人が痛みを訴えており、助けを求める仕草や表情をしていたそうで、当然のことながら見過ごさず、石川さんの強い正義感からのとっさの反応と行動でした。普段の実習授業、先生方から教わった知識、そして傷病者に対する処置の方法が頭に入っていたからこそ、すぐに状況を整理して処置に移り、救助することができたのだと思います。

本人にはもちろん、本校に対して連絡を入れ、深く感謝されるとは思いも寄らず、とても嬉しく光栄に存じます。今回の経験を忘れず、これからの学びや将来に活かしてほしいと思います。

 

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