北海道ハイテクノロジー専門学校のITメディア学科ドローン専攻三年生3名が、1月12日(水)、産学連携活動の一環として、北海道猟友会および株式会社CDP北海道と協力し、札幌市内の冬山で行われたシカの捕獲の実証実験に参加しました。

近年、北海道内ではシカが山から住宅地に出没するケースが増え、農作物への被害や、自動車との衝突による死亡事故などが深刻化しています。このような状況を背景に、最新技術を活用したシカの捕獲が注目を集めています。


今回の実験では、ドローンを上空に飛ばし、空中からサーモセンサー等を利用してシカの位置を特定しました。ドローンの映像は本部へリアルタイムに転送され、分析結果がハンターの手元のモニターに伝達される仕組みです。これまでは、ハンターが自力でシカの足跡や痕跡を探していましたが、ドローンの導入により、格段に効率的良くシカを見つけることが可能となりました。


年々増加するシカ問題への取り組みには、こうした最新技術の活用が不可欠です。ハンターの方々からも、「より安全に、効率的に捕獲を行うために、ドローンの活用に大きな期待を寄せている」との声をいただいています。