北海道ハイテクノロジー専門学校 スポーツ鍼灸アナリスト学科では、北星学園大学附属高等学校 女子バスケットボール部の部活動サポートを行いました。来校した部員の皆さんの競技で生じる身体の課題を把握することを目的に、測定と動作確認、トレーニング指導に加え、耳つぼによる施術を実施。現場での運用は学生が中心となって担いました。

今回は在校生の出身校の部活動を対象とした取り組みで、準備や測定内容の計画、当日のスケジューリングについても学生が中心となって検討しました。測定の目的を整理し、選手が短時間で複数の項目を受けられるよう、受付から計測、記録までの流れを具体化しました。さらに、記録用紙の様式や担当者の配置、待機場所の設定についても事前に確認しました。
当日は全体の目的と注意点を共有し、測定中の安全管理や記録方法を確認しました。数値の記録に加えて、動作の特徴を整理するための観察項目も設定し、同じ条件で測定できるよう手順を統一しました。学生は計測・記録・施術の各担当に分かれ、進行管理を意識しながら連携して対応しました。
スポーツ現場では、選手の状態を把握するためのデータ収集と、その結果を指導へつなげる視点が求められます。本取り組みは、高校生にとっては現在の状態を確認する機会となり、学生にとってはアナリスト実習として運用力を高める場となるよう設計し、実施しました。


測定では、体組成の確認としてInBodyを用いた計測を行い、選手が順に測定を受け、学生が数値を記録しました。得られたデータは選手ごとに整理し、当日の確認に活用できる形で一覧化しました。また、跳躍の測定も実施し、踏み切りや着地の安定性を観察項目とあわせて確認しました。さらに、シュートフォームを2方向から撮影し、特徴や左右差が出やすい場面を整理しました。
走力の確認として5メートルダッシュの測定も行いました。学生は計測機器の設置位置を固定するなど、同一条件で複数回の測定ができるよう進行しました。記録値はその場で一覧にまとめ、選手ごとの変化が把握できるよう整理しました。
トレーニング指導には本校卒業生の吉井先生にもご協力いただきました。吉井先生は、プロバスケットボールチーム レバンガ北海道の育成世代のトレーナーを担当した経歴があり、競技特性を踏まえた視点から助言を行いました。動作の分析やボディチェック、トレーニングまでを一連の流れとして実施し、測定結果の活用方法についても共有しました。
活動終盤には、当日の測定結果と動作確認で得られた情報を整理し、選手の皆さんに記録の見方を共有しました。学生は数値の意味と注意点を説明し、同一項目を継続して測定することで変化を追える点を確認しました。また、測定値は評価のためだけでなく、今後の練習計画を検討する材料として活用できることを前提にまとめました。
吉井先生による指導では、競技動作につながる身体の使い方を前提に動作を確認し、特徴を踏まえて体幹トレーニングなどの内容へつなげながら留意点を整理しました。また、限られた時間の中で要点を的確に伝えるための手順化が、部活動支援の現場では重要であることについて学びました。


学生にとっては、計画立案から当日運用、記録整理までを一連の業務として経験する機会となりました。測定は正確性に加え、説明の分かりやすさや安全管理、記録方法の統一が成果に直結します。役割分担を明確にし、手順をそろえて進行することが、支援の信頼性につながることを確認しました。
スポーツ鍼灸アナリスト学科では、データに基づく支援を通じて、競技現場で求められる専門性を学ぶ機会を設けています。部活動支援は、学内での学びを学外の実践へと結び付ける取り組みとして位置付けられます。今回の実施内容を今後の実習に反映し、測定と指導をつなぐ運用力の向上を図ってまいります。
