北海道夕張郡栗山町の南空知消防組合消防署からの正式依頼を受け、警察・消防・北海道開発局による三機関合同の「雪害対応訓練」に、北海道ハイテクノロジー専門学校 救急救命士学科の学生5名が模擬傷病者役として参加しました。本訓練は、冬季に発生する大規模な雪害への対応力向上と、関係機関の連携強化を目的とした実践的な取り組みです。

実際の災害を想定した高度な訓練
当日は、国道上での多重事故や吹きだまりによる車両の立ち往生、積雪約80センチの中での埋没傷病者の救助など、実際の災害現場を想定した状況が再現されました。警察による交通規制と現場統制、消防による車両破壊を伴う救助活動、救急隊によるトリアージや搬送判断が行われるなど、各機関が緊密に連携して対応する高度な訓練が展開されました。


現場で体感する「判断力」と「責任感」
学生たちは模擬傷病者として救助活動に加わり、観察から声かけ、搬送に至るまでの一連の流れを体験しました。緊迫した状況下での活動を通して、指揮命令系統の重要性や、情報共有の精度が命に直結することを実感しました。教科書や校内実習だけでは得られない現場の空気に触れ、「判断力」や「責任感」を養う貴重な機会となりました。なお、本訓練は安全管理を徹底したうえで実施されています。
「救急救命士としての自覚を育む大きな一歩」
救急救命士学科の担当教員は、今回の訓練参加の意義について「三機関が連携する本格的な訓練に参加できたことは、学生にとって非常に価値ある経験です。災害現場では技術だけでなく、冷静な判断力やチーム連携が求められます。今回の経験は、将来地域を支える救急救命士としての自覚と責任感を育む大きな一歩になったと感じています」と話しました。


本校は今後も地域社会と連携し、北海道の防災力向上に貢献するとともに、現場で即戦力として活躍できる救急救命士の育成に取り組んでまいります。
